登録日本語教員試験対策 文法カテゴリー / アスペクトとテンス
リュディアです。今回も引き続き、文法カテゴリーについて見ていきます。今回はアスペクトとテンスです。
ではいつもと同様、最初に英語の辞書を見てみましょう。アスペクト = aspectの意味を見てみます。文法用語で相,アスペクトと書かれています。ただ aspectは日常英語でも面とか側面という意味で使うので、個人的には文法用語で相と書かれてもあまり違和感を感じませんでした。テンス = tenseの意味を見てみましょう。文法用語で時制,時相と書かれています。tense は日常会話では糸、筋肉、精神状態がピンとはった状態を表す形容詞として使われます。日本語でもテンションという言葉を使いますが、その元になる形容詞です。
日本語教員試験ではアスペクトは相、テンスは時制とするようです。では順番に見ていきましょう。アスペクトは動きの中で変化の局面を表し、動きの中のどの局面に注目するか表現しています。例えば絵を描くというまとまった表現に対し、どの段階で切り取るかを表現するのがアスペクトです。
絵を描くところだ
絵を描き始める
絵を描いている
絵を描き終わる
絵を描いてある
絵を描くという表現に対して、時系列に細かく相を表現したものがアスペクトであると言えます。一方でテンスはいわゆる時制のことです。発話時を今として、過去、未来と分けます。動詞や形容詞の種類によって変化がどうのこうの、とかいろいろありますが、テンスはいわゆる時制なので難しくないと思います。ただテンス=時制というのは頭にいれておく必要があります。
では、ごきげんよう。
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