所得税の税率について

リュディアです。皆さんは所得税の税率について意識したことはありますか?所得税の税率は以下のようになっています。

情報源は次のページです。

たまにメディアや個人のブログ等で所得税はある所得を境界に急激にあがるから稼ぎが増えたときには注意が必要と書かれているのを見かけます。上の表を見ても、境界があって所得税率が急激にあがっているように見えます。しかし控除額を考慮してしっかりと考えてみてください。今回のまとめは所得税率についてだけ騒ぐ人は多いけど控除を考慮した所得税について知っている人は少ないと思ったために作りました。

所得の定義の詳細は他に任せますが収入からいろいろな控除を差し引いた金額のことを所得といいます。その所得がある額を境に急激に所得税が増えるというのです。そう思ってる方は多いのではないですか?メディアでも吹聴してる方も多いですしね。

所得税を決める計算は次のようになります。

所得 x 所得税率(%) - 控除額

この式をもとに表を作ってみました。

税率が変化する境界税率が同一の範囲の中央値を所得とした場合の所得税額を書いたものです。。これだとわからないのでグラフにしてみます。

控除額に意味があって税率が変わる境界で急激に所得税が大きくなるわけではないのです。もちろん累進課税なので所得が大きくなると所得税は大きくなるのですが連続的に変化していることはわかりますよね。つまりある所得を超えたからといって急激に所得税が増えるわけではないということです。

年末調整の時期になると、この手の話をする人が周囲に増えます。給料はあがったけど、所得税率 33%になったわ、最悪や、というような会話が聞こえます。所得があがったことによって所得税は増えますが、非連続な増え方はしていないということを理解してもらえたら幸いです。

では、ごきげんよう。

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