Python データ型とデータ構造 : 辞書型

株式会社リュディアです。Python のデータ型とデータ構造についてまとめていきます。今回は辞書型についてです。Python3 を前提としており動作は Anaconda3 で確認しています。

辞書型のイメージは key と値のペアを格納しておくデータ構造です。特定の key で値を検索するための辞書をイメージしてください。辞書型はリストと同じように追加、削除、変更が可能です。では具体例を見ていきましょう。

dict_fruits = {'a':'Apple', 'o':'Orange', 'b':'Banana'}
dict_fruits

>> {'a': 'Apple', 'o': 'Orange', 'b': 'Banana'}

key = a を与えると Apple、key = o を与えると Orange、key = b を与えると Banana が検索可能になるような辞書を定義しました。カッコは { } です。既にまとめているようにリストは [ ] 、タプルは ( ) です。データ構造を定義する際に使用するカッコの違いに注意してください。今回は dict_fruits を表示すると偶然に定義した順に表示されていますが辞書型では順序は保証されません。

リストとタプルについては以下を参考にしてください。

では辞書型の利用例を見てみましょう。先ほど定義した辞書型のデータに key = o で Orange にアクセスしている例です。辞書型を定義する際にはカッコ { } を利用しましたが定義済の辞書型の変数にアクセスする場合にはカッコ [ ] を使用することに注意してください。

dict_fruits = {'a':'Apple', 'o':'Orange', 'b':'Banana'}
dict_fruits['o']
>> 'Orange'

今回は果物の文字列を要素として持つ辞書型を定義してみました。辞書型の具体的な操作方法については別途まとめます。

では、ごきげんよう。


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