世界の大卒比率

リュディアです。ビジネスインサイダーがアメリカでは、大卒者の半数近くが飲食サービスや小売業といった「高卒レベルの仕事」に就いていると報道しました。

報道しました、といっても数か月前の2月です。世界全体で高学歴化が進んでいて、今の大学卒は昔 = 30年前の高卒と同じ、ということは日本でもずいぶん昔から言われています。つまり高等教育 = 大学院での教育なわけです。

日本はいつまでも大学の名前にこだわる文化がありますが、大学卒業というのは国際的な規格であって、大学卒業 = 最低限のレベルは担保されているということが国際的な認識です。日本のように分数ができない、英語でのコミュニケーションがとれない、といった大卒資格は国際的に通用しません。

このような日本の大学卒業という資格は別にして国際的には大学卒業者数の比率はどのようになっているのでしょうか。2022年の情報ですが次のページにまとまっていました。

先進国はだいたい 40~50%以上のところが多いですね。ドイツは低いですが、仕組みが特殊なので仕方ないと思います。中国も20%程度ですが、これは全世代での平均であって、今の若い世代であればもっと高いと思います。

結局、何が言いたかったかというと、大学卒業という肩書に意味がないことはますます明確化してきていて、学部卒であれば大学の名前に意味はないというのが私の意見です。また大学というのは高等教育というよりは研究機関であるべきというのが私のスタンスです。研究室にとって学部の学生というのは邪魔でしかなくて、少なくとも大学院の修士課程以上が邪魔にならないギリギリだと思っています。学部の学生というのはお金を払ってくれるお客さんのような感じ、つまりお金で卒業証書を購入してくれる方というイメージです。ここまで書いてしまうと身も蓋も無いかもしれませんが、世界レベルで大きく間違いはないと思っています。

では、ごきげんよう。

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