直近5回の参院選の投票者について

リュディアです。次の参議院選挙が2022年7月10日の日曜日に決まりましたね。ポスターをはる掲示板も準備されました。皆さんも家の近くで見かけているのではないでしょうか。

ところで参議院選挙について気になったのは成田祐輔さんの以下の Twitter の投稿でした。

投票率についての報道を見かけることはありますが、投票者のうちの年金受給者の割合という観点は意識したことがなくて正直なところ驚きました。成田さんの投稿は衆議院選挙、参議院選挙の双方に言及されていますが私は参議院選挙だけに絞って過去のデータを見てみました。

一次情報としては以下の情報を参考にしました。

このページにある以下のPDFへのリンクを利用しています。

第15回~第25回参議院議員通常選挙年齢別投票率調

このPDFから直近5回分の参院選の結果を抜きました。グラフが掲載されてるのでエクセルなりCSVのデータもあるでしょうけどなぜスキャンしたPDFを公開しているのか謎です。

ちなみに全数調査ではなく全国の投票区の中からいくつかの投票区を選んだ統計データです。投票区の抽出方法は以下のように説明されています。

投票区の抽出方法は次のとおり。
(1) 各都道府県から標準的な投票率を示している1市1区1町1村を抽出(区が存在しない県は市を2か所、村が存在しない県は町を2か所抽出)した。
(2) 抽出された各市区町村において標準的な投票率を示している投票区を1か所ずつ抽出した。なお、上記抽出の結果、188投票区数の内訳は、東京都特別区1か所、政令市の行政区15か所、市78か所、町60か所、村34か所となっている。

参院選なので3年ごとに半数入れ替えの選挙です。

このデータを元に 64歳以下のグループと、65歳以上のグループに分類してデータを見てみます。まずは有権者数に関して 64歳以下のグループと65歳以上のグループ間の比率を見てみます。

64歳以下の比率が毎年約 2%ずつ減っています。次に投票者数に関してです。

こちらもだいたい64歳以下の比率が毎年約2%ずつ減っています。ということは今回の 2022年の選挙では 64歳以下の比率が 58%付近になるということですね。さらに今後は少子高齢の勢いが増すのでおそらく後10年もたてば投票者の半数が 65歳以上になるのだと思います。確かに成田さんの言うようにもう時間の問題ですね。

恐ろしいことです。本当に何とかならないでしょうか。成田さんが昔に言われていましたが年齢によって同じ一票ではなくて重みづけするくらいのことをするしかないかもしれないですね。

では、ごきげんよう。

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