ICT支援員能力認定試験について #8

リュディアです。引き続き文科省のICT支援員の配置促進に関する調査研究にあるドキュメントを見てみましょう。

今回は2つめのドキュメント アンケート調査及びヒアリング結果 を見てみましょう、と思いましたが、アンケート結果を見て思ったことを書きます。

まず ICT 支援員に対する業務の定義をした方がいいです。それでなくても教員の個別スキルに依存して負担が変わるような仕事は敬遠されるのではないでしょうか。多くが契約社員なわけですからジョブ型と呼ばれる契約にしないと無茶苦茶になりますよね。

外資系で働くと契約書に Job Description という項目にあなたのミッションは何で、そのために何をしてほしい、と書かれます。経営職は例外として会社が赤字だろうが、何が起ころうが自分のミッションが達成できればOKなわけです。契約は有期で、業務は無尽蔵にある、なおかつ無期契約の教員に評価される、など元教員とか教員を退職して再任用された人くらいしか耐えれないのではないですかね。

普通のことなのですが、業務内容の定義を最初に行い、専門性が異なるわけなので教員との上下関係が発生しないようにすることが最低限必要なことだと思います。いわゆる ITC環境のトラブルシューティングだけに特化するなら今の運用でもいいと思うのですが、それ以外にも多様なことを要求しています。これではなってみても、ブラックすぎて続かないのではないですかね。

今回は苦言になりましたが、アンケート結果を見ていてICT支援員の方があまりに可哀そうというか悲惨に感じましたので。学校の教員もICT支援員もサービス業の一種であって対等であるはずなんですけどね。

では、ごきげんよう。

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