世界の最新がん罹患状況の公表

リュディアです。国立がん研究センターが昨年末に世界の最新がん罹患状況の公表を公開しました。

今回で5大陸のがん罹患第12版らしいのですが、他国と比較可能ながん罹患データの国際データブックの最新版(5年ぶりの改訂)であり、過去最大の国数、登録数からなるデータとなりました、と書かれています。日本からは都道府県単位でのデータも提出したようなのですが、データ精度評価の結果、全てが採択とはならず、青森県、宮城県、秋田県、群馬県、愛知県、大阪府、広島県の7府県と日本全体のデータのみの掲載、とのことです。

このレポートはなかなか面白いです。最初、日本は長寿国なのでがんになる可能性も高いだろうしと思いましたが高齢化の影響を除いた数値(年齢調整罹患率)で比較しているとのことです。例えば全部位のがんに対する男性、女性の各人口10万人あたりの発症数のグラフを見てみましょう。

感覚的な話ですがいわゆる先進国が上位に入ってますね。タイ、インド、モロッコは明らかに人数が少ないです。何なのでしょうか。食生活なのか大気汚染なのか知りませんが相関関係があるのですかね。例えば東アジア、中央アジア、ヨーロッパ、オーストラリアといった地域で傾向が別れると思っていたので意外でした。地域ごとに自然環境や食事が似るので同じような部位ががんになると思い込んでいました。なにごともデータを見ないとだめですね。他にも面白そうなデータがあるので是非皆さんも見てみてください。

では、ごきげんよう。

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