高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング前編 #3

リュディアです。高等学校 情報Iの要点 コンピュータとプログラミング前編 をまとめていきます。

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今回は論理演算についてです。私たちの普段の生活で行う演算は算術演算と呼ばれるものです。特によく使うのが算術演算の中の四則演算であり、加算、減算、乗算、除算の4つです。一方、コンピュータの内部では論理演算が高速に行われています。数学的にはブール演算とも言われるものです。では最初に論理演算をまとめた表を以下につけます。この表を使って順に理解していきましょう。

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まず論理演算で使う数は 0 または 1 の 2種類のみです。また論理演算には3つの基本演算子が定義されています。not, and, or の 3 つです。では演算子を順番に見ていきましょう。

まず not からです。読み方はノットです。ベン図で考えると not A というのは A 以外の場所となり、Aを示す円以外の部分に相当します。また 0 または 1 に対しては not 0 = 1、not 1 = 0 というように値が反転する演算子です。

次は and です。読み方はアンドです。ベン図で考えると A and B というのは AかつBである場所となり、A と B が重なっている部分に相当します。また and は A and B のように2つの数の演算であり、 A and B の一方が 0 であれば演算結果は 0 であり、A, B の両方が 1 の場合のみ演算結果は 1 になります。

最後に or です。読み方はオアです。ベン図で考えると A or B というのは AまたはBである場所となり、A と B のいずれかの部分に相当します。また or は A or B のように2つの数の演算であり、 A or B の一方が 1 であれば演算結果は 1 であり、A, B の両方が 0 の場合のみ演算結果は 0 になります。

表の右端に真理値表と呼ばれる演算子に対してA, B の組合せすべてに対して演算結果がどのようになるかを記載した表も入れています。not は単項演算子なので A だけです。

コンピュータ内部ではこのような論理演算を基本演算とし、人間が必要な算術演算を実現する工夫が行われています。

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では、ごきげんよう。


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