国際単位系 #4

株式会社リュディアです。前回に引き続きSI単位系の接頭辞についてまとめてみたいと思います。SI単位系の過去3回のまとめも以下につけておきます。

前回は大きい数を表現するSI接頭辞についてまとめたので、今回は小さい数を表現するSI接頭辞についてまとめてみます。大きい数を表現するSI接頭辞と同様に基本に対し10の -1乗、-2乗、-3乗までは利用頻度が高いのですべてに接頭辞が定義されています。それぞれデシセンチミリです。

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そこからは10の -6乗はマイクロ、-9乗はナノ、-12乗はピコ、-15乗はフェムト、-18乗はアト、-21乗はゼプト、-24乗はヨクトとなっています。

順に見ていきましょう。デシはデシリットルを理科の時間に習いませんでしたか?1リットルは 10デシリットル、と習いましたよね。あのデシです。

センチは長さの単位で使いますね。ただ結果として cm は mm の10倍ではあるのですが、元の定義は長さの基本単位 m の 1/100 です。小学校で 1cm は 10mm である、と教えますが本来はよろしくないのかもしれません。

ミリは日常生活でもいたるところで使います。ミリリットル、ミリグラム、ミリメートルなど使いますね。

マイクロはどうでしょうか?特定の業界の方は使うかもしれませんね。長さの単位としてマイクロメートルや時間の単位でマイクロ秒を使う方がおられるかもしれません。

ナノピコフェムトアトになると原子レベルのものを扱ってる方でないと出会わないのではないでしょうか。半導体を扱ってる方は長さの単位でナノ、時間の単位でピコ、容量の単位でフェムトなど使われていますよね。また一時期小さなものを扱う技術としてナノテクノロジーという言葉がもてはやされた時期がありました。原子や分子のレベルで物質を制御するという意味で使われていました。記憶にある方も多いのでは、と思います。

ゼプト、ヨクトはまだ見たことがないですね~。特殊な世界では使われているのでしょうか。使われている方がおられましたら教えてください。

今回の記事をもって国際単位系 / SI 単位系のまとめは終わりにします。

では、ごきげんよう。





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