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LINE広告新機能「画像サイズ指定機能」導入のすゝめ

皆さんこんにちは!

株式会社オプト アカウントプランナー 兼 株式会社アッカーマン代表の野嶋友博です。

LINE Frontlinerとして、今までLINE広告に関する記事を数本執筆しています。
今回はLINEに新しく実装された新機能「画像サイズ指定機能」について説明します。

1.LINE広告の配信面が拡大してきた歴史

2016年にLINE Timeline ADとしてリリースされたLINE広告はその名の通り最初はLINE Timeline(現LINE VOOM)のみが広告掲載面でした。

そこから1-2年でLINE NEWS、LINEマンガなどでも広告を配信できるようになり、2021年にはユーザーが一番目にしやすいトークリストの最上部にも配信できるようになったことで、ユーザーとのコミュニケーションの一つとして、LINE広告を検討する企業も増えています。

かつてはLINE NEWSなど特定のLINEサービスを利用しているユーザーへの配信が中心だったところ、トークリストへの広告配信ができるようになったことにより、LINEアプリを利用するほとんどのユーザーへ広告を配信することができるようになりました。
LINE広告に出稿する企業が例年増え続けているのは、こうしたメディアとしてのアップデートが繰り返されていることが大きいでしょう。

2.配信面の拡大によって生じたLINE広告配信上の問題点

ただし、こうした配信面の拡大は広告によってアプローチできるユーザーを増やした一方で、留意しておかなければならない点もでてきました。

現状、LINE広告では配信枠を指定したり、除外したりすることができません。
そのため一つの広告クリエイティブを入稿すると、トークリスト、LINE NEWS、LINE VOOMなどあらゆる掲載面に対して配信されます。

これは全ての配信枠での配信機会を設けることで、結果として自動最適化の精度が向上し、広告効果が高まるという考え方が背景にあるのですが、LINE広告には掲載枠ごとに適切なクリエイティブフォーマットや表現があるという前提を踏まえると、時にはユーザーファーストではない広告が表示されてしまう可能性があります。

例えば商品の効果効能を詳細に訴求したい場合などに使われる画像内に長い文章を記載し情報量を多くサービスを訴求するクリエイティブが、トークリスト配信枠に掲載された場合、ユーザーにとっては視認性が悪く、クリック率も低くなることが想定されます。

3.画像サイズ指定機能の登場と成果

このような問題点を解決するために2022年6月にリリースされたのが、「画像サイズ指定機能」です。私はこれを「アセットカスタマイズ」と表現しています。

このアセットカスタマイズは、一つの広告の中で大きいサイズの広告枠と小さいサイズの広告枠で別々の広告画像を設定して出し分けができる機能です。

(LINE株式会社 リリース資料より抜粋)

先ほどの例で説明をすると、情報量が多い長文の広告クリエイティブは大きいサイズの広告枠に指定、文字数の少ないキャッチコピーでアイキャッチの強い広告クリエイティブは小さいサイズの広告枠に指定、といった形で掲載枠に合わせた配信設定が可能になるイメージです。

またこの機能搭載時のアップデートによって、広告サイズ別の実績内訳がパフォーマンスレポートからダウンロードできるようになりました。

実際にレポート上で確認すると、これまでなかなか成果を合わせることができていなかった長文バナーが大きいサイズの広告枠で成果を出せている事例が複数出てきております。

LINE広告の効果を向上するためにも積極的に使用していくことを推奨します。

今回は以上です。


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