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インタビューの教室|冬のオンライン編

昨年12月に思い立って、春先から計5回試みたオンラインの「インタビューの教室」。2022年の年明けに、二つのグループを開きます。

この2つのグループの特徴:
今年の5回の教室に比べると時間が少し多い。2021年・グループ1の初期設定は21時間で、すぐ「足りない足りない」と気づき、秋のグループ5では27時間に。ちなみに今回は計30時間(際限なく増やすつもりはありません)。加えて、「週末に全5回」から「週末と水曜夜の全6回」に形態を調整して、より集中的な約一ヶ月を試してみます。


ひとは言葉を喋るけど、その言葉には頭から出て来るもの(思考)と、身体から出て来るもの(感覚)の二種類がある。その後者に本人はけっこう無自覚で、むしろ周囲にいる他人の方がキャッチしやすい。だから「目の前で話をきいている他人」の存在に、大きな価値と役割がある。

さらに言うと「きく」ことは「はなす」ことと背中合わせだと思うのだけど、それは具体的な体験を通じて共有出来れば。本に書いてもなあ…と思うので、ワークショップという形をとっています。
ご希望の方は、下記日程をご確認の上、お申込みください。

グループ 1|1月 …受付終了(12/15)
 1/9(日)9:00~15:00
 1/16(日)9:00~15:00
 1/19(水)19:00~22:00
 1/23(日)9:00~15:00
 1/26(水)19:00~22:00
 1/30(日)9:00~15:00

グループ 2|2〜3月 …受付終了(12/22)
 2/27(日)9:00~15:00
 3/6(日)9:00~15:00
 3/9(水)19:00~22:00
 3/13(日)9:00~15:00
 3/16(水)19:00~22:00
 3/20(日)9:00~15:00

*「9:00~15:00」には途中1時間のランチ休憩を含みます
*多少時間が延びることがあります(延びても30分以内)

参加人数:各5名
参加費:82,000円(ノート、関連書籍を送付)
参加条件:
・全5回の参加
・ビデオはオン(Zoomを使います)
・通信環境:回線速度が上り下りとも約10Mbps以上

参加希望の方は、Googleフォーム「インタビューの教室|西村佳哲」から申込情報をご入力ください。(宿泊プログラムの再開はもう少し様子を見ます)


「インタビューの教室」について

10年ほど前に始めたプログラムです。『自分をいかして生きる』という本を書き終えた自分が、働き方をめぐるワークショップの開催にあまり気が向かなくなり、でもなあ…と考えて京都精華大で開いた公開授業が起点になりました。

その後、二泊三日・通い・マンツーマンなどいろいろな形を試し、「約10名で5泊6日、美味しいご飯を食べながら」に落ち着いたのがいつ頃だったかな。3年前のワークショップのあと、こんなテキストを書いています。

〝話す行為というのは、実はかなり全面的に聞き手の存在に依存している。聞いてもらえるから話せるのであって、新作を公開した映画監督も、入院先のベッドの上の患者さんも、どんなに話してみたいことがあっても、目の前の相手が「聞いていない」とわかったら、たちどころに言葉を失う。
 話の上手い人が多い社会より、ひとの話をきける人が多い社会の方が、生き生きとしたものになるはずだ。めいめいが感じているささやかなことが、表現され、育ってゆくので。そんな社会で生きたい。〟

「目をとじて、見えてくるもの」びお/ぐるり雑考

ひとが「自分の言葉」ではなすことが、生気のある社会の起点だと思う。そんなふうに話すのをより可能にするきき方は? という計6回です。

参加申込みは、先のGoogleフォームからどうぞ。