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フォールガイズは延命期に入りました

収穫期とも言います。
※この記事は妄想です

本記事は最終的にはロールオフを褒めて終わります。

2024年5月7日のアップデートはサービス開始から今までで一番の転換になりました。
簡単に言うと以下に注力する方向性を明確にしました。

1.今後如何にコストを追加投入しないか
2.ライトユーザが極力離脱しない・成功体験を得られるか
3.収益を向上できるか


順を追って説明していきます。

1.今後如何にコストを追加投入しないか


少し前にシーズン制を廃止にした事で兆候は見えていましたが、
まずEPICがクリエイトツール以外のクオリティの高い・ユニークなステージを作る事は恐らく今後ありません。
懇切丁寧にコストをかけたステージを投入するのではなく、ユーザーが作った高評価なステージを使ってもらうことでステージ(シーズン)作りという恐らく最もコスト負担の大きい割に収益にならない部分を削減しました。
ですが、クリエイトステージしか出てこない弊害は以下の通りです。

・細部まで作りこまれたステージはもう追加されない
どんなにクリエイトツールで深く作りこんでも、懇切丁寧にゼロから作られたステージと比べてしまえば細かい粗は目立ちます。
既製品の組み合わせで作る日曜大工はどんなに極めても職人の逸品には敵わないでしょう。
また、ピクセル名人のような専門的なルールのステージ追加も絶望的です。

・高評価なステージが万人が遊ぶのに適しているとは言えない
撮影用コースは難易度なんて言ってしまえばどうでもいいですが、エモート会などでよく使用されるため高評価が多く集まります。しかしそれはそもそもクラウンを賭けた競技としてプレイするためのものではありません。それが未踏の冒険で出てきたとして良いユーザー体験にはなり得ません。
また、ルールを知っている人だけ集めてカスタム部屋で楽しむようなステージをルール説明が十分にされないまま遊ばされるという行為はどうでしょうか?チームに分かれて戦えと開始前数秒で伝えられても大半のユーザーは理解できません。なんなら読めない言語である可能性もあります。
サバイバルが無かった頃に作られた疑似サバイバルコース(ゴールしたら負け)が表記上"レース"として出てきたら自分はゴールをまず探します。足元にある風の出るブロックを手に取りはしません。
未踏の冒険ではそれらの行為が普通に行われています。悲しい。
あとフォールガイズは結構ドギツイ原色ポップ系の色使いをしていますが、公式から提供されるステージは色のバランスも含めて調整されています。一方でユーザークリエイトステージはやりたかったコースを実現させようとするとしょうがない部分もあるとはいえ、汚い・見辛い色使いやいびつな形に引き延ばしたギミックが採用されたコースも多いです。
とはいえ、そもそもでユーザーはステージ作成の報酬を受け取っていないので、大半のユーザーが満足する程度のクオリティまで作りこまなければならない義務も責任もないのです。フォールガイズの根幹である"みんなで遊ぶパーティーゲーム"の遊び場として用意されるステージをそういった環境下から提供されたものを使う事にしますという宣言が5月7日のアップデートです。
流石にトンチキな未踏の冒険には修正が入るでしょうが、如何せん今後を強く憂うスタートになったという評価です。

2.ライトユーザが極力離脱しない・成功体験を得られるか


フォールガイズはShow-Bucksを売って収益を得ています。これがそもそもサービスが続いていくための前提条件です。ここに寄与するのは一部のやりこみ勢ではなく大勢のライトユーザーです。
ライトユーザーはガイズを日替わりで着飾り、与えられた環境の中でカジュアルに遊びます。そこにゲームに対する「こうあるべき」という強い拘りはなく、大体は出てきたものを素直に受け取るでしょう。
一方でやりこみ勢は固定スキンがシンボル化しているので新しいスキンを買う必要があまり無く、よっぽどの事が無ければShow-Bucksを一番の稼ぎ頭であるスキン類の購入のためにリアルマネーから変換するような事はしません。大半は着替える暇があったらスキルを磨くのです。
(もちろん無課金のままのライトユーザーもそれなりには居ますが、勝たせてあげることで課金に繋がる可能性は…少なくとも勝てなくて楽しくない時よりはあるかも知れないと考えます)
"運営的に大事にしたい客"はどちらかと言われれば前者だというのは揺るぎない事実だと思います。
ですが、過去の環境はライトユーザーを満足させにくい要因がいくつかありました。

・やりこみ勢が上手すぎる
ガイズの身体能力は高くありませんでした。特にジャンプ力は低くシビアな行動を強いられます。そのためやりこみ勢が圧倒的に有利で、ライトユーザーではやりこみ勢に万に一つも勝ちようがないショーも存在しています。
ゲームで勝てない事は反骨精神でやる気に繋がる人も一定数は居ます。が、やはり大多数は勝てもしないゲームは面白くないと離脱するし、勝てないゲームで積極的に課金するようなことは無いでしょう。
そこでガイズの身体能力を上げる・ギミックやアイテムを増やす・やりこみ勢が見たこともないようなステージを矢継ぎ早に投入するという力業を使う事にしました。
いくらやりこみ勢がキャラコントロール精度で有利でも全員が道のわからないコースならライトユーザーにも勝ち目はあるし、誰も脱落しないようなサバイバルはライトユーザーすら脱落しないでしょう。
更にそれがコース作成というコストセンターの圧縮に繋がるのであれば一石二鳥と考えるかも知れませんね。

・公式が作るだけではステージ供給が追い付かない
ライトユーザーが勝てる最大の機会は、新ステージをやりこみ勢含めてまだ皆が慣れてない頃に「なんかよくわかんないうちに勝った」という状況ですが、懇切丁寧にステージを作っていると新ステージを投下してもすぐにやりこみ勢とライトユーザーの間に埋められない程のスキル溝ができてしまいます。
なので個人的にはEPICがUnityが嫌いだとかUnrealEngine推進派だとかは少し違うと思っています。UnrealEngineで身体能力の上がったガイズに最適化したステージを公式が作ればいいだけなのにそれをしないのは作ったところでやりこみ勢が有利になるだけだからかなと考えると腑に落ちます。
多少粗雑であってもライトユーザーが遊ぶには十分ですし、ステージのテンポの良い入れ替えにはユーザークリエイトステージの使用が最適です。


3.収益を向上できるか


非常に評判の悪いエモート改悪は収益の柱を増やすためのものと想定します。セリフやステッカーは今後Show-Backsでも販売されるでしょう。
衣装・エモート・ビクトリーエモート・バナーに次ぐShow-Backsを稼ぐための柱が必要なわけです。
但しここはこの機能を使いたいユーザーからUIが非常に不評に見えるため早々に改善される可能性があります。新しい収益の柱ですから。

ここまでのまとめ

図にした方がわかりやすいのでまとめますが、以下2つがEPICのやりたい事だと自分は解釈しています。※繰り返しますがあくまで妄想です

投資を減らし、売上を確保することで収益性を一気に改善
ビクトリー王冠のやりこみ勢独占を抑止


やりこみ勢に未来は無いの?

やりこみ勢を大きく萎えさせているのは変化したガイズ身体能力に最適化されていない(誤解を恐れず言えば質の悪い)ステージのプレイを強要されている事だと思います。
自分もよくわからない撮影会ステージでレースをやらされても微塵も面白くありませんでした。
ただ少なくとも今後ユーザーからは強化された身体能力や、今までカスタムでしか使用できなかったパワーアップアイテムを使用した質の高いステージの供給はあるでしょう。あってくれ。頼む。
それを運営がしっかりキャッチアップして採用し、ある程度多くのユーザーが慣れてくる頃には新ステージと入れ替わる事でライトユーザーもきちんとたまに勝てるという好循環が生まれれば良きところでバランスの取れた環境になる…とバランスが取れませんか?という希望的観測。

ロールオフって優秀だよな

Unityステージの大半がガイズ身体能力の強化でぶっ壊れました。クラウンマウンテンなんてギミックの半分以上は意味を成していません。
ですがロールオフはここ数日やりこみましたが、簡単にはなったもののしっかり攻略要素が残されていました。
確かに壁抜けは簡単になったので一部のやりこみ勢はげんなりしているかと思いますが、狭さとシンプルなルールが功を奏して掴み合いは相変わらず白熱するし、高難易度パターンを中央耐久しようとすればそれなりにスキルが求められる・攻略し甲斐がちゃんと残ってます。
#とはいえ正直に言えば簡単なパターンを耐久する行為は眠いだけの作業になってしまった感は否めません

最後に

未来は無いの?で書きましたが、現状はやりこみ勢にとっては厳冬の環境だと思います。慣れ親しんだ数々のUnityステージや旧環境で作られた難クリエイトステージは見るも無残な姿に変わりましたが、ここまでに書いた理由から恐らくガイズの身体能力が元に戻ることはありません。
ですが、現環境での優秀なクリエイトステージが生まれてくればやりこみ甲斐のある素晴らしいステージが現れ、それを公式がきちんと採用してくれるかも知れません。
運営は(一応は)ユーザーの声を聴こうというスタンスを持っています。
SNSが旧スタープレイヤー達によるフォールガイズの悪評で埋め尽くされる前に運営が丁度よいバランスを探るために色々と試行錯誤を重ねてくれる事を望んで止みません。

取り合えず自分は暫くロールオフカスタムに引きこもります、どんな形であれ約1年没収されていた"いつでもロールオフが出来る機会"が還ってきたのは事実なので。

こんなチラシの裏の書きなぐりの妄想を吹き飛ばす程度の運営が行われる事を期待します。


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