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風がそよぐと、何処からか金木犀の香りが漂ってくる季節。

バスに乗っていると、何処からか虫が飛んできて、窓の外に留まった。

今から高速道路を走るのに、、しばらくしがみついていたが、気づけばいなくなっていた。

そんな彼(彼女かな、)を見ていると、私も 今必死につかまっている、しがみついているその手を、一度離してしまおうか、なんて思ってしまった。

外の景色に目を向けると緑々しい木々、灰色の重い雲が一面に広がっていた。

そんな景色を見て、私は涙を流していた。


「頑張りたい」という気持ちが毎日盛大に空回りし、自分の想いを伝え 人の気持ちを動かすことの難しさを痛感する日々。


近頃、「終わり」を意識する人、言葉にする人が増えた。

みんなの想いを聞いていると、途端に最後まで走りきる覚悟ができなくなり、私の「終わり」は2週間後かもしれない、と思ってしまう。私のチームの活動は2週間後からが始まりなのに。


私は毎日何をしている?
 ー何もできていない

みんなが頑張っている間、何をしている?
 ー何もしていない


「今日のアクション」がかけず、フォームを出したくないと思う日々。

みんなの頑張りを見たくない、と思ってしまう日々。


「困っていることを教えて」というメッセージに対して、何が困っているのか私が聞きたい、と思ってしまう。反抗的だね。


毎日毎日うまくいかず、何をすればいいのかもわからない。

努力しても結果が出ていない人は多くいる、そんな人たちは毎日本当に努力している。私よりも結果を出している人たちも、毎日本当に努力している。

自分が立てた目標数値すらも達成できず、うまくいかないことが少し続いただけであきらめてしまいそうになっている私。


失敗が続いているのも、うまくいかないって感じているのも、私だけじゃない。
みんな同じ状況なのに、私は、私だけはその事実に打ちのめされている。

できることはもっとあるはずなのに、向き合うことが怖い。苦しい。やめてしまいたい。



「終わり」の日。

今までにない最高の景色が広がっていて、みんなで、泣きながら笑ってるんだろうな。

その中に、私はいるかな、居れているかな。

最後まで、走り切れているかな。


そんな想い、今の不安を同じように抱いている、感じている人が私だけじゃなかったってだけでも少しだけ、あと少し頑張ろうって思える。


私は、この団体が好きだと思って入った。

素敵な人たちが多く集まるこの団体が素敵だと思って入った。

それは間違いじゃない。

私の周りには素敵な人がいる。

想いを共有できる友人がいる。

あなたたちに出会えてよかったって心から思った。


この団体を通して本当に素敵な人たちに出会えた。

今は違うフィールドで活動している友人と、支えあいながら活動できている。

彼女の言葉は本当に暖かいし、なかなか想いが伝わりにくいテキストメッセージでも、いつも私の気持ちを受け取ってくれる。

そんな友人と出会えたきっかけもこの団体。



「この団体のために」なんてことは言えないけれど、私は少しでもお世話になった人たちのために頑張りたいと思っている。

でも、今、何もできていない自分自身が本当に嫌だ。

「頑張れ、頑張れ」

と、自分に言い聞かせながらも、心が折れ続ける日々。



最近、私なりに大きな「失敗」をした。

外向けに、大きな失敗。

私のミス。

「失敗できる場」なんて、身内内での失敗しか許されない、とようやく気づけた。

これは辞める口実になるのでは、?とも思ったが、やはり一度引き受けたものは最後までやり切りたい。

私の「完璧主義」は、改善される日が来るのだろうか。



少し、落ち着いて、冷静になって、またゆっくりがんばります。




こんなことを思ってしまう「秋」が、嫌いになりそうだ。


昨日の大雨で、大好きな金木犀の花がすべて落ちていた。




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