情シス4年目が感じる弊社の課題感
こちらの記事は情シスSlackのアドベントカレンダー【初心者優先枠】の15日目の記事となります。
自語りが強すぎる記事となりましたので最初に謝罪させていただきます
(めっちゃいい記事書けるはずだったんだがなあ…?)
自己紹介
社内専用の連絡ツールを見ていたら、2017年12月01日に入社の挨拶メールを流していました。(この時は採用後、アルバイトとして入社した時期)
そのため、今月で4年目になります。
新入社員として入社した企業に現在も務めていますが、総務部管轄システム課→システム部門子会社化→新部署として本社に復帰(現在)となります。
高校で情報学科専攻し大学でも文系の情報学部にいました。ただし文系のため「プログラムや構築何でもできます!」という人材ではないです(今も言えない)
会社の規模
中規模企業、未上場会社となります。
社員700名ほどの会社で、本社とその下に各事業会社があるグループホールディングスになります。昨今は控えめですが、2年ほど前まではM&Aで1年に1社グループ加入していました。
4年目から見た会社の課題感
基幹システム(パッケージ)が、自社の仕組みに合わせて大幅にカスタマイズをしており、高額だが業務から切り離しができない
社内ポータルが長年の運用により、入替への拒絶反応が強い。
GoogleWorkSpaceやO365への環境移行は検討段階で止まる
ADの管理状態が曖昧で、社員の半数はAD監視外となっており、それ以外の管理体制を構築していない
給与と人事でそれぞれ人事マスタを抱えており、連携が取れていない。
上で挙げた課題感は一部で、まだまだ課題と感じる部分は非常に多いです。
一番悔しいのは1年目から提案しているビジネスチャットが未だに全社に導入されていない状況がとても歯がゆいですね。
なぜ自社はシステム導入をしても、大きな業務改善へと繋がらないのか
新サービス導入時に重要視をするのが「費用」であり、「自社で出来る分は自力でカバーする」という考えが浸透していることから、導入後に解決された問題点が「単発的」な解決となっている。
自社でよく見られるのは、サービスを導入することで1つの問題を解決することは出来たが、その後の拡張性を考えておらず、API連携が付いていなかったり、データの取り込み・吐き出しの機能が付いていないことが多いです。またはなぜか機能を切って利用をしている状態となっています。
そのためAPI連携によるサービス間の連動や、データを一本化した管理や処理の活用・改善へと繋がらない状況になっていっています。
単発的なサービスを入れるとどうなるのか
単発では業務を改善できたため、ではその他の問題点に関してはどうするのかというと、またスポットシステムを導入することになります。
そのスポットシステムは連携基盤がないため、どんどん管理するシステムが散乱することとなる…という地獄絵図が待ち受けています。
文句は多いけれど実際どうしたいの?
そもそもなんですが、情シス内が業務改善に取り組めていないのに、全社の業務改善に手を出しても解決するわけがない、と思っています。
弊社では情シスの管理業務が過多となっており、まずは管理体制の見直しや契約システムを洗い出して取捨選別をしかないと、新しいサービスをどんどん入れても「じゃあ誰が管理するの?」「今までのサービスはどうなるの?」という状況へとなっていきます。
まずは同じ機能を持つサービスを複数契約している現環境を廃止し、サービスの一元化を目指す(この場合は例として、ウイルス対策ソフトを2サービス入れている状態から、1サービスにすべて統一をするなど)必要が本来ならばあるとは思っています。
何が障害となっているのか
本来率先して業務改善、サービスの最適な選定を行う上長たちが、改善のためにする業者選定・社員への浸透・実務者目線(社員目線)の取り組みが苦手というのが致命的となっている(絶望的)
ただし上司のため、上司から情報が下りてこないと動けないことと、気が付いたら上層部だけで話が全て完結しており、下りてきたころには手遅れという状況となっている。(地獄だぞ✌)
こんな状況化で立ち往生する4年目は何をすればいいのか
個人的には「業務への向き合いの分岐点」であると考えています。
わたしの現在の業務はこのような感じです。
全社900台以上の社内携帯の管理・機種選定・機種設定~不具合対応~退職等に伴う手続き
MDMの管理・設定
複合機リース契約管理→満了した複合機の契約の見直し等々
社員問合せ用チャットボットの構築・運用・管理
社内ポータル内にあるワークフロー(稟議)の運用全般
抜粋ですが、管理業務ばかりですね、うん。
分岐点とお話ししましたが、どのような分岐かというと
とりあえずはこの2択と考えています。要は「現状のままいくのか」「現状からの脱却を図るために取り組むのか」になります。
今のところ気持ちは保留状態です。
本来であれば脱却のために率先して取り組んでいくのがよいのですが、個人的な事情で精神的に病んでいることと、どちらかというとサポート業務に向いているので率先して自分が先頭に立つのが苦手というのがあります…。
ただし現状ではいずれ複雑なバランス状態で保っている弊社は突如ジェンガの様に崩れる危機感を感じています。
来年度にすべてを任せる
まずは自信が分かる範囲内だけでも自社カオスマップを作る予定です。
4年目なので流石にメインのシステムは分かるのでそこから徐々に詳細を把握していき、サービスの取捨選定を行う前段階を作る予定です。
あとはゆるーく目標があるので達成できれば嬉しいですね。
この辺りは転職を考えた際にも活用できるのではないかなと思っているので、取り組んで身に着いたと思える内容を増やしていかないと、4年目はさすがにもう新人です、とも、管理業務ばかりしかやってきてません、とも言えなくなってきたように感じます。
基本的には自力で調べてうんうん苦しみながら日々の業務に取り組んでいるので、情シスSlackの方々にはいつもお世話になっております。
今後も「なんだこんな簡単な質問!?」みたいなのを投げるかもしれませんが、温かい目で見ていただければ嬉しいです~
思ったより長文になってびっくりしました。
来年はアウトプット記事書けるようになります~!LUYでした!
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