己の根幹と向き合ってみて

◎はじめに

この記事は以下2件の続編に値するもので
私の創作活動での一旦の休息を機に「己との向き合い」と「今後の進展」について考えの経緯などをまとめたものになります。

①最初の記事:https://note.com/luy_oil_vroid/n/n17e300a0187d
②前回の記事:https://note.com/luy_oil_vroid/n/nd8add9c9e73c

ただ、今回の記事は「私の価値観」に大きく触れた内容になり
「人の価値観に触れる」ということは
場合によっては強い共感を得ることができ、
場合によっては強い不快感を得てしまうことがあります。

その点は予めご了承いただいた上で以下を読んで頂けますと幸いです。

◎体調はよくなりました

多くの方にご心配をおかけしましたが…
お陰様で精神状態は以前より比較的良くなり、今では仕事復帰できるレベルになってます。
※結局5月一杯休むことなく4000円ぐらいした医師の診断書を破り捨てました(笑)

ただ「創作活動への復帰」についてはこれを機に色々考えなおしており、
今はまだ「模索中」になりますが「VRoid」以外での活動による視野も入れております。
当記事にはその辺り含め考えを記載してますので、最後まで読んで頂けますと幸いです。

◎根本に対しての解決をしていく

ここ数日の間、創作活動の休息を取り「なぜ自分は深く精神状態を乱してしまったのか」を考えていました。
これまでの己の流れを少し振り返ると、
「AI登場に対する不安を打ち明ける」→「自分が創作活動を楽しんでなかったと思い込む」→「精神的に病む」→「考えなおしやっぱり楽しんではいたと受け止める」→「精神異常は過剰な自己防衛によるもの」と結論付けていました。

ただ、この結論はあくまで「精神状態を乱した原因を突き止めた」だけであり根本の「AI登場に対する不安を打ち明ける」の部分がまるで解決されてない状況です。

要するに今後同様の不安が自分の中で渦巻けば同じ状態に陥る可能性が大いにあるため、その不安に対して向き合う必要があると考えました。

◎なぜAIの登場が不安なのか

これはまだ己の中で様々な解釈がある状態なのですが
結論から言うと私が「効率厨」であるからだと今では考えています。

以下ではなぜ私がそういう思考を持つ人間であるかを深掘りしようと思います。

◎なぜ効率厨になったのか

一言で言えば「無駄が嫌い」で終わるのですが、なぜ「無駄」が嫌いなのか。
これは人によると思いますが私の場合は「幼少期からのゲームプレイ方法」が大きく影響していると考えています。

少し昔話を語ると、小さい頃から私は友人と遊ぶ事なく一人で黙々とゲームをしていました。
最初はただ単に「冒険する」「戦いに勝利する」「物語を楽しむ」と純粋なゲームプレイをしていたはずですが…
プレイ作品数を重ねていくと「似た内容のゲーム」とどうしても出会ってしまいます。

そうすると「あ、これは以前のゲームでやったやつと似てるな」「あ、こういうタイプのゲームはこう進めて行くと勝ちやすいな」といった「効率思考」が生まれるようになりました。

するとそれが案外気持ちよく「初見プレイなのに上手い天才」の様な感覚に陥ります。
私はその感覚にハマり、今でもゲームをやるときは攻略のプロセスを立て、常に目的を明確にし、
時には自分が持つゲームスキルと歩幅を合わせるために縛りプレイをしたりと
完全に「効率よく遊ぶ」ことを主軸としたプレイスタイルに育っていました。

いつしかその思考はゲームの中だけではなくリアルの生活においても応用するようになり、
私はとことん「計画性の無い無駄が嫌いな人間」になっていると今でも思っています。

◎効率厨が与えるデメリット

メリット面で言えば先に上げた通り、無駄なく物事を遂行できる力があるということにはなりますが
デメリットについては私自身も悩まされている物ではあります。

何かというと「先が見える物事」が取り組めないのです。
ゲームで言えば「強化or弱体化の決まっているコンテンツに対して熱心に打ち込めない」になるかなと。

私はMMOなども良くやっていたのですが、運営が事前に「○○という機能追加するよ!」とか「鬼畜だった○○を緩和するよ!」とか言われるとすっごくモチベーション落とします。

もちろん、何事も不変であることは世の摂理的にはありえないですが、
それが「目に見えた瞬間」に私は不安というか「不満」を大きく持ってしまいます。

一言で強く言えば「そのコンテンツ今やっても意味ないでしょ」です。

この考え方はすごく効率的だし場合によっては数十日分の時間を浮かすことだってできます。
ただ、これはあくまで結果論に過ぎず、実際に情報が公にされて大して緩和や弱体化がされない場合はそこまでの得をすることなく私自身も正直、結構悩まされることは多いです。
ただ、幼少期から習慣のように繰り返してしまった故に今の歳で価値観を変えるのは厳しいと考えてはいます。

◎結局、効率厨がどうAIの登場と不安に繋がってくるのか

一言で強く言えば「そのうちAIで全て一瞬で出来るようになるから、今頑張っても意味ないでしょ」です。

客観的に見ればすごい向上心の無いクズのセリフですが(笑)
この内面も含め、私は自分を受け止めることを決意しました。
じゃないと自分と向き合うことは一生できないので…。

恐らく、画像生成AI初登場の頃から心のどこかでこの考えに気づいていたと思います。
ただ、VRoidが好きでこの創作活動が好きで、「この考えに触れる=活動をやめる」ことに繋がるのが決定的過ぎて、この半年ぐらいは目を背けていたと思います。

そう、まだこの程度の進化であればまだ耐えれていました。
そこからChatGPTの登場が私に更なる刺激を与えてしまったと考えています。

それの登場で世のトップクリエイターや起業家、脳科学者なども口をそろえて「進化が早すぎる」と謳い、シンギュラリティ(AIが人間に追いつく)の時代も早ければすぐに来るとまで言われている中で私は「進化の早すぎる今のこの時に創作活動をやる意味があるのか」という大きな不安というか不満というか…効率的な見解を一度出してしまい、それからはずっと半分無気力に仕事もプライベートも生きていたと思います。

「どうせそんなにすぐ進化しない」「便利になっても世の中が認めない」「法律などで規制される」等々、
色々な言い訳に近い言葉を自分の脳に問いかけ続けましたが、
この言葉はあまりにも「他力本願」過ぎて私の心の芯にまで響くことはなかったです。

だって、そんな突貫で起こしたような言葉では、
今全世界中が注目している日々進化し続けるAI市場に対抗できるほどの力、説得力がないからです。

そうした思いを日々己の中で抱え込み、偶然打ち明ける機会があった時に恐らくこの貯まりに貯まっていた不満に自分の心が煽られて精神状態を乱してしまったと今では考えています。

そりゃ打ち明ける直前まで「VRoidを人生削りながら本気でやっていた」ので、それを辞めるという考えを受け入れること自体が当時の私からすると核爆弾のようなもので…。

◎真の自分を受け止めた上で

ここからが本題ですが正直「さぁ、これからなにをして生きて行こうか」状態です(笑)

今はゼルダでひたすらリト族から油を買い占めるという謎プレイをやっているので比較的精神は落ち着いてますが←

恐らく、次に創作活動を復帰する時にはこの気持ちは無視できないですし、
また同じように不満をため込んで爆発するのも心と体によくないので…。

今の所生き方としてざっと思いつくのは以下3つの感じですが正直、どれも悩み解消の可能性は低く、今後どう生きていくかは悩んでいる最中ではあります。

①VRoidを超えるアプリが出るまでひたすらゲームをして己の美学を磨く
②人間にしか出来ないこと「食事/運動/恋愛」に勤しむ
③AIが参入しにくいクリエイティブを見つける

①は正直、継続性が弱いです。何かというと効率厨な私はプライベートでも「己の成長」を求めてくる厄介者です。なので、ゲームだけしていることをいつしか「怠惰」と感じるようになり「成長しなくちゃ」という罪悪感に日々襲われて病んでしまうでしょう。。

②は私の素が引きこもりガチ陰キャなので正直ハードルが高いです(笑)
一応、20歳過ぎの頃は一人各地の市場に巡り歩き、鮮魚の刺身を食べ比べたり、運動も学生時代はバドミントンやってましたし、恋愛も累計6年ほどお付き合いしていたこともありましたがどれも「効率厨」である私には長続きしないことが多かったです。。

③は正直、デジタルの分野では同じ悩みにぶち当たることが想像できるし、アナログは最初は楽しいだろうけど効率を言い出したらそのうち飽きそうで…。※学生の頃もデッサンはそれで嫌になりました。。

◎結局は効率厨の奴隷である

以上のことから、現在私は効率を求めるが故に今を生きるにも未来を生きるにも不器用になってしまっています。

「効率を求めるのやめればいいじゃん」という考えも出ましたが、
正直これは鬱の人に「鬱やめればいいじゃん」というのと同じぐらい難しい物だと私は考えています。
※これは鬱を何度も経験したので言えます。

そんな自分を受け止めた上でこれからどうするかが課題ではあるのですが、
性格を変えるのは簡単なことではないし、今の自分が好きなところもあるので正直ここからが真の戦いだと私は考えています。

過度な効率厨であることを治す方法を見つけるか…
今の私でも生き生きと過ごせる世界を見つけるか…

何にしても、これからの人生が良くなるかどうかは私の行動次第なので
これからも自分を見つめ、より良い答えを出せればと思っております。

まだまだ私の「休息」は続きますが、
引き続き暖かく見守って頂けると励みになります。

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