Merossスマート電源プラグ MSS110 のHomebridgeセットアップ

NAS DS218でのHomebridgeセットアップ記はこちら

さて、わざわざHomebridgeを入れてまでHomeKit対応をしたので、
割安なHomeKit非対応版Merossスマート電源プラグをセットアップしてみる。
(HomeKit対応の有無だけで数百円/個の価格差。。。)

Merossスマートプラグのセットアップ

まずは、Merossスマートプラグ MSS110のセットアップから。
といっても、とても簡単なので、ざっくり箇条書きのみ残しておきます。

  1. App Storeから”Meross”アプリをインストールし、アプリを起動、アカウントも作成しておく

  2. アプリの右上の“+”(追加)ボタンを押し、”スマートプラグ” > “MSS110”を選択する

  3. MSS110をコンセントに接続し、側面のランプが橙⇔緑の交互点滅していることを確認する
    (正直、色はわかりづらい。これでMSS110がWi-Fiアクセスポイント(AP)になった状態)

  4. iOSのWi-Fi接続をSSID "meross-XXXXX"に切り替える

  5. デバイス名や普段接続している自宅Wi-Fiのパスワードを入力して、MSS110へ設定する
    (Wi-Fiは2.4GHzでなければならないことに注意)

  6. 無事設定完了すれば、アプリのホーム画面にデバイスが追加されている

Homebridgeでのセットアップ

続いて、Homebridge側。

  1. Homebridgeの“プラグイン”から"meross"と検索し、
    "Homebridge Meross"をインストールする。

  2. “Meross Username”, “Meross Password”を入力する。

  3. 再起動すれば、”アクセサリ”からMerossのデバイスを確認できる。
    HomebridgeUI設定で”アクセサリ”を表示するように設定済であれば、ダッシュボード画面で確認できます。

"Homebridge Meross"をインストール
(※図だとインストール済のため、”設定”と表示されていますが、左下の”インストール”をクリックしてください。)
Merossアカウントのログイン設定
アクセサリにMerossデバイスが追加
ここからでもデバイスの操作ができます

Node.jsのバージョンに気を付けよう

Homebridge”アクセサリ”やiOS”ホーム”アプリ上で、デバイスを確認できなかった場合、落ち着いてHomebridgeのログを確認してみてください。
ログに以下のようなメッセージが出ていた場合には、
Node.js を16.19.1 または 18.15.0以上に更新する必要があります。

The plugin "homebridge-meross" requires Node.js version of ^16.19.1 || ^18.15.0 which does not satisfy the current Node.js version of 16.16.0. You may need to upgrade your installation of Node.js - see https://homebridge.io/w/JTKEF

ただ、ここで罠があって、現DSM 7ではNode.js v18にアプデできない不具合があるようです。後述のコマンドでv18向けで更新をかけると以下エラーが出ました。

✖ Cannot update Node.js on your system. Synology DSM 7 does not currently support Node.js 18 or later.

次ベータ版だと改修済との噂なので、試してダメだった時には、おとなしくv16.19.1に更新しましょう。

HomebridgeのNode.jsを更新するには、Homebridge”ターミナル”から、
以下コマンドでv16の最新版に。数字の'16'を'18'にすればv18向けの更新です。

hb-service update-node 16

HomeKit(iOS ホームアプリ)

iOSのホームアプリからデバイスを確認できれば完了です。
丸いアイコンをタップすれば、電源プラグをON/OFFできますよ。
意外にもデバイス本体から"バチッ"と物理的な音が聞こえるので少し心配になります笑

丸アイコン以外のエリアをタップするとデバイス詳細?がポップアップし、
スライドでON/OFFします。少し不思議な挙動、よく押し間違います。

まとめ

簡単ですが、これでホームアプリから動かせるようになり、
iOS”ショートカット”のオートメーションにも組み込めるようになりました。
(外出先から操作するにはHome podなどが必要となるので、あくまで屋内利用。)

上でも書きましたが、HomeKit対応版の方が高くつき、2個入りだと1000円↑は違ってくるので、たくさんつないでスマート化しまくるとかであれば、Homebridgeで対応させちゃうのはコスパが良いと思います。

今後は、標準化規格Matterが採用されていくため、
どれくらいコストダウンにつながるのか気になりますね。


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