2020.04.15.

絶賛金色沼を泳いでおります、汀です。

やっぱりあの2人をつなぐのは愛だよな~なんて思うと、レジ打ちで荒んだ心も癒されるってものだ。
私はしがないレジ打ちではあるが、やはり最前線で戦っているなあという気持ちにはさせられるし、同僚たちで笑っていたりする。笑うしかない。

地元は不思議なことに客足に変化はない。むしろ毎日がイベント日のようだ。もちろん、今の「イベント」はエタノール系商品、マスク入荷だが。これが毎日数回あるのでその度にレジ前には行列ができ、その度に母集団が増えた分気狂いの数も増え、意味の分からない文句を言われる回数も増える。

本当に限定したくないのだが、私が数時間レジを打って気付いたことは、
「入荷なしと入口に書いてあってもマスクの在庫をたずねてくるのは8割がた高齢者(60台以降)」であるということだ。心無い言葉を吐き捨てていくのも同じくである。うんざりする。

それでも、ここ最近試験やらケガやらで忙しくしていたし、ちょうど大学は休講状態だし、ということで私はシフトを増やしてもらうようお願いをした。馬鹿かとも思う。自分は大丈夫、なんて思っていないけど、どうせうちのちょっと変わった教授からも外出の課題が出ているし(正気か?と未だに思ってしまう)、弱みを握られてしまっている政府はグダグダなことしかしない、死ぬ奴は死ねという方針を取っているようだから、もういい。私は外に出る。なんなら働いてやろうじゃないかという結論に至った。

これは研究室の愚痴になってしまうけれど、この騒ぎの中普通に毎日で歩いたり、時々大学構内に行ったり、継続的な外出が必要になる課題を課す教授はおかしいなあと思う。これで万が一コロナ学生が出たらどうするんだ? 私は正直に言うぞ。「外出は課題のためだけに行いました。不急ではありますが不要ではないので」って。
自宅にはダンベルがあるから運動はできるし、私はもとからインドアだからあと3年は外出しなくても平気である。なのに、あえて外出要請。はあ。

レジ打ちだってしたくない。ビニールカーテンはできたが、マスク越しにもそもそ喋る奴、話聞いてない奴、殺菌を信じてグッズもってレジに集合する奴ら、買い占めする奴ら、だれがどこでウイルスを持っているか分からないのだ。おまけに彼らは口汚く店員を罵る。私たちは申し訳なさそうな顔で謝り、そのあと罵ってすっきりした奴が置いていったレシートを握りつぶし「二度と来るんじゃねえ」と呟きながらゴミ箱へ捨てる。そんな繰り返しだ。なあ、国家はリヴァイアサンになっちまってるよ、もう。私たち国民がちゃんと知らないと、日本はいつか日本でなくなってしまうよ。
この暗澹たる雰囲気に呑まれたくない。生きたい。頑張らないと。でもとりあえず今日もレジ打ちに行く。やだなあ。時給500円くらい上げてくれたらいいのに。

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