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『イエスタデイ』- DJ電熱線のビリビリビリ映画

こんにちは、DJ電熱線です。

実は8月末、お酒に酔った勢いでしりもちをついて腰の骨を折りました。以降しばらくのあいだ、映画を観にいく頻度が減り(その割には骨折してまだ日が浅いころに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』という長尺映画を観ましたが)、久々の更新です。

今回はダニー・ボイル監督の最新作、『イエスタデイ』。あらすじを読んで、漫画『僕はビートルズ』に似てる…?!と思った次第です。

イギリスの小さな海辺の町で暮らすシンガーソングライターのジャックは、幼なじみの親友エリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になる夢を諦めかけていた。そんなある日、世界規模の瞬間的な停電が発生し、ジャックは交通事故で昏睡状態に陥ってしまう。目を覚ますとそこは、史上最も有名なはずのバンド「ザ・ビートルズ」が存在しない世界になっていた。彼らの名曲を覚えているのは世界でただひとり、ジャックだけで……。(https://eiga.com/movie/90371/

DJ電熱線はビートルズに対して特に思い入れはないのですが、劇中様々な楽曲を聴きながら「あ~、やっぱり彼らの曲って良い曲なんだわ…」と当たり前な感想を抱き、そしてジャックが歌うビートルズもなかなか良いものでした。また、それぞれのシーンにうまく繋げていく絶妙な選曲も相まって歌詞も物語の一部のような役割を果たしています。

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(C)Universal Pictures

エド・シーランが本人役で登場しており、もちろん彼も歌ったり、ライブの模様が描かれたりするのでその点が一石二鳥な作品でもあります。ジャックの歌うビートルズの楽曲を聴いてエドが「人生で一番良い曲を聴いた…」的なことを言います。そういえばビートルズに多大な影響を受けたといわれる某バンドやあの人やその人は彼らがいない世界線ではやはり存在しないのでしょうか。それともまったく違う作風になる?そんなことに思いを巡らすのもまたフィクションの良いところです。

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(C)Universal Pictures

ところで、正直な話をするとDJ電熱線は「何かを掴み何か大事なものを失う(?)」ようなほろ苦い系のストーリーが好みなので本作の結末に納得したかといわれると非常に微妙なところですが、ハッピーエンドでハートフルでピースフルな作品がお好みの方は安心して最後まで楽しむことの出来る作品です。また、ビートルズにちなんだ聖地ネタや小ネタも色々と散りばめられているのでファンの方はさらに楽しめるのではないでしょうか。

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(C)Universal Pictures

個人的には、ゴーストバスターズ(2016年のほう)にジリアン・ホルツマン役で出演していたケイト・マッキノンが扮する凄腕プロデューサー、マンディが良いキャラしてるなと思いました。Yeah.


アカデミー賞監督ダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネート脚本家リチャード・カーティスが贈る最新作 『イエスタディ』 10月11日(金)全国ロードショー! https://yesterdaymovie.jp/

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