no title
突然の訃報に時が止まって後悔が押し寄せる。
押し寄せる割には現実味がなくて
「また会えるんじゃないか」と本気で思ってる。
同年代の死に初めて直面した。
その知らせを聞いてからずっと「生きること」について考えている。
今日の私は昼までゴロゴロ寝たり漫画を読んで、昼食後は録画していたドラマを数本観て、また寝て、夕方その知らせを他人から聞いた。その人はいつも目の前のことに一生懸命で強い人だった。そんな素敵な人が亡くなった。
私はこの先のバイトについて考えることから逃げて一歩踏み出さず、好きなことばっかりしてただただ生きていた。勝手に生きていた。彼女が生きたかったであろう今日をただ勝手に生きていた。
情けなくて情けなくてしょうがなくなった。
社会人1年目、彼女とともに頑張ってきた教員生活を思い出すと現在の自分はもっと懸命に生きれるんじゃないかと疑問を抱いた。なにやってんだよ。
どんな苦境にも負けないで強い心で頑張る彼女が羨ましくて羨ましくてしょうがなかった。そんな人に病が襲って悔しかった。弱音を一切吐かずに治療を頑張って現場復帰した彼女はやっぱり強かった。だから油断してた。もう元気で大丈夫なんだって。ああ、やっぱり敵わないなって凄いなって尊敬してた人がもうこの世にいないなんて信じられない。
なぜ一生懸命頑張っている人にこんな日が来たのだろう。なぜただただ生きているだけの私じゃないんだろうとまで思ってしまった。思っちゃいけないことはわかってるけど思ってしまった。
彼女は幸せだったのだろうか?わからない。
ただただ後悔が押し寄せる。
もっと連絡すればよかった、
会いにいけばよかった。
私にできることは日々懸命に生きること。
まずは彼女に会いに行く近日まで生きる。
『大丈夫。大丈夫。絶対絶対大丈夫。』