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【1年で約40回開催】Luupの安全講習会の裏側を公開

LUUPは、5月25日にサービスローンチから2周年を迎え、電動キックボードに関しては昨年4月23日に導入されて1年が経過しました。当初は約50箇所だったポートも現在では1,300箇所以上に設置され、サービス提供エリアは5都市に拡大。日々の移動に活用いただいています。
電動キックボードについては、新たなルール整備に向けた議論が進んでいますが、正しい走行ルールの周知や走行環境の整備など、取り組むべき課題は多く残っています。

交通ルールを理解し安全に利用してもらえるよう、Luupでは安全講習会を継続的に開催しています。開催にあたっては、さまざまなステークホルダーと対話を重ねる必要があるため、部署横断で取り組み、まさに「One Team」というLuupのバリューを体現する必要があります。
今回のnoteでは、昨年末に東京海上ホールディングスと共同開催した安全講習会にフォーカスし、その裏側をお伝えします。https://luup.sc/news/2021-12-09-tokiomarine-anzenkoshukai/

安全講習会の様子

電動キックボードのシェアサービス開始から、1年間で約40回実施

LUUPの電動キックボードは、安全な走行ルールを検討するための関係省庁による実証実験に参加する形で提供されています。そのため、LUUPの電動キックボードは道路交通法上「小型特殊自動車」扱いとなり、ヘルメット着用が任意で最高速度が15km/hとなるなど、走行条件が一般の電動キックボードとは異なります。

正しい走行ルールを知っていただくための対面での取り組みは、電動キックボードのシェアサービスを開始して以降、警察や自治体、パートナー企業の協力を得て、1年間で約40回実施してきました。安全講習会の中身については、LUUP letterの記事に詳しく書かれているので、ぜひ読んでみてください。https://lp.luup.sc/letter/posts/luup-koshukai-0517

2021年4月の電動キックボードシェアリング開始以降、1年間での実施回数

部署横断、One Teamで取り組む安全講習会

安全講習会の企画から開催には、多くの部署が横断的に関わります。各部署の役割を抜粋してご紹介します!

●事業推進

LUUPのポート獲得・営業戦略策定などを主に行う部署です。 獲得したポートにおいて安全に乗ってもらえるために、エリア内の団体やポート導入企業へ、安全講習会のニーズをヒアリングしたり、開催提案をします。

●広報

Luupの情報を適切に社外に伝え、ステークホルダーとの関係を維持・向上するための活動をする部署です。 当日の講習会運営に加えて、実施前後のプレスリリース作成・公開を担当します。安全講習の取り組みに興味を持ってくださるメディアの皆さんも多く、随時取材対応も行っています。

●渉外

関係省庁との連絡・交渉を担当する部署です。
所轄の警察やパートナー企業への事前のご説明や、ご協力いただける場合はその内容の調整などを行います。実施場所によっては公道の走行可否が分かれることもあります。2021年末の安全講習会は、決められた公道のルートをスタッフと一緒に周回する内容だったため、事前に走行ルートを所轄警察と相談しました。

●ソフトウェア・ディベロップメント

LUUPのサービス本体や社内向け管理ツール、IoTデバイス関連及びその他周辺ソフトウェアプロダクトの設計・開発を行う部署です。
丸の内で実施した安全講習会は、本来ポートではない場所を東京海上さんにお借りして実施しました。私有地内の試乗だけではなく、参加者の皆さんには実際にLUUPアプリを操作して電動キックボードを解錠の上、走行してもらいます。これを実現するために、「安全講習会の開催場所を臨時ポートとして設定する」対応をしてもらいました。

●サービス・オペレーション

車両の充電や再配置、リペアやメンテナンス、CS、オペレーション戦略を担うチームから構成される部署です。
安全講習会当日は、参加者全員が間違いなく電動キックボードに乗車できるよう、台数を確保する必要があります。前もってオペレーションチームと連携し、車両を手配します。

●マーケティング

より多くの新しいユーザーに、そしてより継続的にLUUPを利用いただくために、マーケティング全体の企画と運用を実施し事業のグロースを担う部署です。
講習会当日は、可能な限り多くの方に参加いただくことが重要です。集客のため、SNSなどでの周知をします。

●デザイン

本記事では、LUUPのインターフェイス全般のデザインを担うUIデザイナーのチームを指します。
昨年末は、電動キックボードの走行ルールや注意事項をわかりやすく伝えるための「電動キックボードのご利用ガイドブック」を東京海上ホールディングスと共同制作していました。安全講習会当日は、本ガイドブックを参加者の方に配布のうえレクチャーを行います。

1回の安全講習会を開催するだけでも、全社を巻き込んだプロジェクトになりますし、通常業務+αになります。ですが、こういった取り組みの大切さを全社に理解してもらっているからこそ、各部署が快く協力してくれます。

社外まで広げていきたいOne Teamの輪

安全講習会は、地元警察、自治体、エリアマネジメント団体、パートナー企業にも協力いただきながらの開催となります。
・公道走行を伴う講習会を開催しても良いか?
・その場合の安全なルートは?
・地域住民の皆さまへの周知は?
など、各所でサポートいただきながら、1つの安全講習会が実現するのです。

昨年の丸の内での安全講習会では、警視庁に走行ルールのレクチャーをしていただきました

写真で振り返る安全講習会

講習会の具体的な内容は、Luupのみで決定するのではなく、都度関係者と相談しながら決めていきます。街の皆さまに、電動キックボードの乗り方や正しい走行ルールを知っていただくためには、実際に公道での走行を体験いただくことが望ましいですが、公道走行の許可が得られないケースもあるため、私有地内の限られたスペースでの試乗会とするなど、工夫を重ねています。
2021年12月に開催した安全講習会では、各関係者の協力もあり、 ・事前予約制(なんと全ての予約枠が埋まりました!ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました) ・走行方法やルールのレクチャー ・私有地内での練習 ・LUUPアプリで実際に車両をレンタルし、公道走行 と、レクチャーから体験まで、かなり充実した内容で実施することができました。

東京海上ホールディングスの敷地をお借りして、安全講習会当日のみの臨時ポートをアプリ上で表示させることで、会場での貸し借りを可能にしました。

この台数を準備いただいたオペレーションチームには感謝しかありません…!

当日配布したガイドブックです。本ガイドブックは東京海上ホールディングスと共同制作をしています。この日に得られたフィードバックをもとにアップデートを行い、Web上で公開をしました。https://luup.sc/news/2022-02-17-kickboard-guidebook/

公道に出る前に、私有地内で練習の時間を設けました。

手押しでスタート地点に向かいます。短いルートではありましたが、公道で走行することで、どういった点に注意する必要があるか等、実際に体験することが可能です。

公道走行時は少人数のグループに分かれて、スタッフが必ず先導するようにしました。

安全講習会の開催にあたっては、ステークホルダーが多いからこそOne Teamで動く必要があり、Luupならではのイベントです。
今後は、新しくジョインしたメンバーに講習会の運営を一度体験していただくなども検討しています。開催を重ねる中で、より有意義な場にしていきたいと考えています!

最後に

街の皆様の短距離移動インフラとして、引き続き安全で便利なサービス提供をするため、今後も安全性を第一に事業を進めてまいります。
Luupでは、現在積極採用中です。One Teamで共に街じゅうを「駅前化」するインフラをつくりませんか?ぜひ採用ページをご覧ください!
https://recruit.luup.sc/

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