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"COLOURS.04"直前考察 ~後半戦~

それでは後半戦です。
「後半戦?」という方は先に前半戦を。

今回は「04に向けた予想」を中心に書いていきます。
それではさっそく


COLOURSシリーズ、完結へ──。

まずCOLOURSは「04で終わる」と言い切ってしまってもいいでしょう。
仮に続きがあっても番外編のようなものか、2ndシーズンかなと。
というわけでその根拠を挙げていきます。


根拠1:四季

読んで字のごとく。
"春→夏→秋"と続いているので次のでちょうど一周するという読み。


根拠2:四つ葉

前半戦で何度も擦りました『サニーサイド・クローバー』の"離れ離れの四つ葉"説です。
これを少女たち+妖精ちゃんとするなら、次の04でクローバーがめでたく完成します。


根拠3:CDジャケットのボックス

ジャケットイラストの左上に四角のボックスマークがあります。
画像の「C O L O」の上にある記号のようなものがそれ。

01では左端、02は右に一つ、03ではさらに右へ

この"色付きボックス"は作数を経るごとに右へとズレます。
そしてボックスの数は4つ。つまり04で全て埋まります
(4つ目を埋めた後に全部埋まる"最終編.05"とかあるなら何とも言えませんが)

あと余談ですが……上の画像では03のみCDを映しています。
なんと03のジャケットでは02と同じ個所が赤く塗られてます。
恐らく誤植です。円盤デザインは3つ目なので。
これも物理媒体特有の楽しみ方ですね。(違)

という点から、次の4作目にてCOLOURSは完結すると考えてます。

で、ここまで04(仮)/04(?)と何度か書いてきましたが、それには理由があります。



そもそも次は"COLOURS"なのか

前半戦でも書いたように次のコンセプトは三原色に基づき『光』
色としては『白』もしくは『透明』と考えられます。

と言ったところで、ここからは04のタイトルについて考えます。
まあ完全な想像での予想なので当たらないと思いますがね。


予想1:『透明』メインタイトル変更

まずメインタイトルである"COLOURS"の部分が変わりそうな、コンセプト『透明』から。
「光+Endorfin.=透明」という安直なイメージです。でも「Endorfin.といえば透明感」みたいなところはありますので。

『透明』を英語に訳すなら『Clear』もしくは『Transparent』です。(なんだか見覚えのある単語ダナー)
ただし"COLOURS"はイギリス英語なので、コレに則り『Clear』を使うと『達成する』『(ゲームなどを)クリアする』という用法になるそうです。(イギリス英語に詳しくない人)
「COLOURSが終わる」という意味で使えなくはなさそう。
あと『ハッキリと』という意味もあるので、妖精ちゃんがハッキリと姿を現すみたいな展開に絡めてくるかも?

なので、イギリス英語的用法に絡めて『CLEAR』がメインタイトルになる可能性があります。


予想2:『白』サブタイトルについて

こっちは"COLOURS"はそのままコンセプト『白』の場合。
サブタイトルの予想となります。

おさらいですが、COLOURSのサブタイトルには法則があります。それはコンセプトカラーの英単語が含まれていること。(どういうこと?という方は前半戦【Introdution】⇒[少女たちについて]の項目へ)
なので今回は白の英語『White』を含めたサブタイトルとなります。

そこで予想したサブタイトルは
『With_Brightness』

これはWhiteがそのまま入ってなくてもいい(Blurred_mindのような)パターンで、『With_Brightnessというように『White』が含まれています。

意味は「輝きと共に」
輝き=妖精ちゃんとして、少女たちと妖精ちゃんのこれまで、そして邂逅を果たしそうな04をイメージしたサブタイトル。
また、"Brightness"には『光彩』という意味もあります。
そして『光彩』を意味する英語には『Glow』という単語があります。
スペル違いですが、コレを01の『"Grow"ing』と対応させ
「Brightness(光彩)からGlow(光彩)へ」→「冬を越えまた春へ」
というような繋がりを持たせているのかなとも考えています。
(Horizon Claireの「季節は巡り、またこの場所で──」と似たイメージはありそう)

あとこれは("Growing"だけGreenが不完全だったのはなぜ?)という疑問から生まれた解釈でもあります。それと『花残り、蕾ひとつ』には"虹彩"(漢字違い)が出てくるので、GrowingがGlowを意識して付けられたのかな、という予想も含んでます。

最後にまとめると
1.『COLOURS.04 "With_Brightness"』
2.『CLEAR "With_Brightness"』
のどちらかかなと予想しています。

アルバムタイトルの予想は以上。
このままジャケットイラストの予想も立てます。



ジャケットデザイン予想

これまでの考察してきたピースを基に予想を立てます。
そこまで大きな変化はないかも?

最後の一人は"妖精ちゃん"

妖精ちゃんの設定が深堀できないため分かりませんが、今のところ妖精ちゃんになると思います。
ポーズは「正面を向いている」or「振り向いている」と予想しています。

まず『サニーサイド・クローバー』から考えるに、緑ちゃんの対になる位置に来ることが想像できます。十字で示すなら[↑]ですね。

ポーズについては「正面8:振向2」くらいの予想割合。
「背合わせ」なのはトリコロールである3人であり、むしろ白色である妖精ちゃんは「少女たちを見守る存在」なので3人を見渡せる方向──つまり緑ちゃんの方向を向いている可能性が高いです。
でもデザイン的に「シャフ度みたいな妖精ちゃん」もしっくりくるというか、見てみたいので8:2という比率にしました。


ジャケットデザイン

デザインについては大きな変化はないと思われます。
ただ白色や透明となるとボックス部分や、中央の色が付いた箇所のデザインが難しそうな印象。白と白を区切ることになるので。
クリーム色や銀色あたりになるのが無難かな?といったところです。


これでタイトル/デザインの予想は終わり。
次は最後の"考察"──妖精ちゃんの正体についてです。



"妖精"という存在

少女たちから認識されず、ただ傍で見守る存在である妖精
彼女はいったい何者なのか?という点を探ります。


予想1:"付喪神"説

だいぶブッ飛んだ予想ですが身近な物/大事にしてきた物に宿った超自然的存在ということです。まさに付喪神
これについては根拠がいくつかあります。

まずは01より『アンチグレーズ』

電源マーク/コードが伸びるシーン/全体像

2:50~のシーンから。
まずラスサビ前で電源マークが画面いっぱいに表示されます。
次に妖精ちゃんが銀色の音楽プレーヤー(もしくはスマートフォン)を持っています。(直前まで手は後ろに組んでます)
そして音楽プレーヤーから光のコードが伸び、緑ちゃんのヘッドホンに接続されます。(ここで映像も色付く)

これで分かるのは「音楽」を聴いたことで緑ちゃんが立ち直ったこと。
そして妖精ちゃんがプレーヤーを持っていても違和を覚えてないこと。
後者については比喩/視覚的表現だと思われるので、実際はベンチにプレーヤーを置いていた、ポケットとかに入っていた、と考えてます。

この場合、妖精ちゃんは音楽プレーヤーの付喪神、もしくは音楽そのものという概念の擬人化と考えられます。


次は02。
相変わらず妖精ちゃんがいないのですが、それとなく気になる点はあります。それが歌詞カードのこの部分。

ソーダフロート/鳥籠/ココロメソッド のページより

このクマの人形(キーホルダー?)です。
02の気になるイラスト/要素としては「雨」「紫陽花」「手紙」そしてこの「クマの人形」があります。
中でもこの人形は3ヶ所に登場し、内1つは古い写真に写り込んでいるといういわくありげな見せ方。
なので、このクマの人形が青ちゃんの思い出の品であり、妖精ちゃんが寄り添った器なのではと考えています。
ただ「雨」という線も濃厚ではありますが、『ココロメソッド』以降は雨が上がっているので、今回は「クマの人形」にしました。


最後に03です。これまた少し悩みどころ。
挙げられる候補としては「赤鉛筆」か「キャンバス」もしくは「イーゼル」どれも同じくらいの重要度なので選び難いところですが、ここでは「キャンバス」を推します。

理由としては、妖精ちゃんと同じ白色だからです。

赤鉛筆とキャンバスはある種の消耗品なので、妖精ちゃんが宿る媒体として微妙なところ。でもイーゼルは学校の備品なのでは?というところでこれまた微妙。
と悩んでいたところで"決定打"として登場するのが01の音楽プレーヤーです。
あの音楽プレーヤーと光の線は全て銀色で統一されています。
02のクマの人形はワントーン or セピアカラーなので元の配色は分かりません。ただ影の付き方(濃淡)を見る限り白っぽく思えます。もしくはクリーム色

なので、妖精ちゃんは白色の大事にしてきたものに宿ると考えキャンバスかなとなりました。
それに、03内で使っているキャンバスは、スランプ中に何度も"描き足して"そうなので。

いささか判断材料が少ない。


予想2:イマジナリーフレンド説

これについては根拠はありません。
「昔は友達だった」「それからずっと見守っている」「でも今は認識できない」そういった存在ってなんだ?と考えた時に思い浮かんだのがイマジナリーフレンド
あくまで喩えなので、純粋な意味での妖精(超自然的存在)という予想でもあります。ただ根拠がなさ過ぎて暴論気味なのでサラッとだけ。


妖精ちゃんについての考察、予想は以上となります。
ここまで書いたけど、どうやったら妖精ちゃんが04の主人公になるのか全く想像できません。

まあそれは後程の項目で。
次の項目は「収録曲の予想」です。



04で収録されそうな曲

ここからは04に収録されるかも、な曲を予想します。
傾向的に4~5曲はアルバムの新曲。
1曲が既存のLong.verで、1曲はReEddit.veとかかなと。
今回はその1曲の枠2つを予想します。


蛍火の雪

1曲目はリズムゲーム『Arcaea』にて収録されたこちらの楽曲
『蛍火の雪』
まだ公式音源がないので、Youtube上にアップされている方から拝借

こちらの楽曲はArcaea内のプレイアブルキャラクター『叶永』を意識して書かれている曲です。
公式から歌詞が掲載されていませんので、以下はあくまで私が聴きとった仮の歌詞となります。

最後の「叶え 永久(とわ)へ」が『叶永』という名前から取っていそうな歌詞です。
ではなぜ、この曲が04に入るのか──

1. 冬の曲
分かりやすい理由として季節感です、雪とあるのでもちろん
04のコンセプトともピッタリでしょう。たったそれだけですが、これが一番大きな根拠。

2. 実績アリ
この"実績"というのは「Arcaeaに収録されている楽曲」という意味。
以下の楽曲がその実績です。

もう少し詳しく言いますと

・『Alice's Suitcase』がArcaeaに収録されたのは"2020/12/03"
・この曲が収録されたアルバム『モノローグ・オフ』のリリースは"2021/04/23"

・今回の『蛍火の雪』がArcaeaに収録されたのは"2024/01/12"
・COLOURS.04がリリースされるであろう春M3は"2024/04/28"

どちらも冬から春にかけて、3~4ヶ月ほど。時期的にほぼ同じです。
ならばEndorfin.は既に「蛍火の雪Fullを製作済みで、それをCOLOURS.04に収録する」という可能性もあるのでは?と考えています。

で──ここからは補足。少々メタ的?法的?な話です。
それは『蛍火の雪』の"版権"のこと&サブスク配信について。
あまり詳しくはないのですが、この曲はArcaeaに収録されているため版権が運営の『lowiro limited』にあります。(違っていたらすいません)
こういったリズムゲームの曲はCDには収録されてもサブスク配信は無しという事態がよくあります。(例:02『ココロメソッド』、LØST-IDEA『dispel』)

──なのですが

『Alice's Suitcase』はYoutube上に公式音源があります。上の動画がそうです。
そしてSpotify、iTunes Store等でも配信しております。
(ココロメソッド、dispelは現在もYoutube/サブスク上に存在してません)

じゃあなんで?と考えましたが……正直分かりません!
ただ、ココロメソッドとdispelは『CROSS BEATS』というリズムゲームに収録された曲であり、Arcaeaとは運営が違います。
なので『lowiro limited』とは「配信してもいいよ」という取り決め等があるのではないかと思います。が、ここはリスナーの私達には分からないところ、情報あったら知りたいかも。

なにはともあれ収録は十分にある、そしてサブスクもあり得るということです。


3. 歌詞の親和性
この曲にはCOLOURSの楽曲やテーマと結びつきそうな歌詞がいくつかあります。正直こじつけ感は拭えませんが

白色に溶けた/前に進むための/春を待つを纏って
⇒ COLOURS.04のテーマカラー"白"、および三原色からくる"光"

弱音にサヨナラをして
⇒ シュガーレス・レイン「さよなら 立ち止まったままの昨日に

追い風にかき消えた
⇒ サニーサイド・クローバー「季節がまた巡れば 追い風を運ぶよ

・降雪 花びら舞い散るように
⇒ 花残り、蕾ひとつ「舞い散る花びら まるで紙吹雪」

COLOURSに収録されている様々な曲との親和性が高いと感じます。

COLOURS.04のストーリーがどうなのか不明ですが、COLOURSシリーズは主人公たちが立ち直る姿を描いているので、"意を決して駆け出すような"この歌詞はCOLOURSにピッタリではないかとも思います。
曲の位置付けとしては「route signal/シュガーレス・レイン/ストレンジレッド」あたりに当てはまりそうです。
それにまだ2番も残ってますので。

ということで、『蛍火の雪』が収録される可能性は70~80%くらいでしょうか。
『雷花』があったので和風Endorfin.が最近アツい。非常にたすかる。


White Canvas

この曲は『rejectionさん』という方が作曲し、なくるさんがボーカルを務める楽曲。初出はMEGAREXのアルバム『encore - Emotional Vocal POP 02』より。

「え?Endorfin.じゃないじゃん」と思われるでしょう、ごもっとも。
なのでこの曲については" Endorfin. Remix "として収録されるのではないかと考えています。
その理由は歌詞が学生生活/卒業を意識したものであり、あまりにもCOLOURS.04だからです。
とりあえず私が思う「COLOURSらしい歌詞」を以下に抜粋

真っ白なキャンバス
"キャンバス"という03らしい要素+"真っ白"という言葉

鮮やかに色づいて
⇒ 色を失ってから取り戻す、COLOURSのコンセプトと合致

なぜか今日はいつもの景色が やけに輝いてて
⇒ 花残り、蕾一つ「ドアの向こうは新世界」の"新世界"が日常になった後のこと

雨に濡れた日も
⇒ 02:シュガーレス・レイン

重ねて描くよ
⇒ 03要素「大切に描き足してきた くしゃくしゃになったポートレート」

細かい点を言えばもっとありますが、もうCOLOURSとの親和性が高いんです。なんならCOLOURSの原点なんじゃないかとも思っています。

とはいえ、Endorfin.のアルバムで "他の作曲者さんのRemix" が収録されたことは未だありません
COLOURSのシリーズ締めくくりとなる04で、この曲を置く枠が空いているのかどうか。仮に上で書いた"COLOURSの原点説"が当たっていれば収録されるかな…程度です。
なので可能性は5~15%?ラストにエンディング感覚で置かれるかも、くらいですね。ミントブルー・ガールのように。


曲予想についてはこの2曲で勝負、とします。
最後に04のストーリー予想を。



"04"ストーリー最終予想

最後に04のストーリーを予想して締めたいと思います。


予想1:少女たち仲直りエンド

雷花で書いた「3人が昔に喧嘩していた」という想像から考え
04で仲直りを果たすというストーリー。
仲直りをした暁には、妖精ちゃんが3人の前に姿を現して大団円──という感じ。
そうして妖精ちゃんが3人の前に顕現した時「実は子供の時からずっと一緒に居た」「昔はよく一緒に遊んでいた」という記憶が3人に蘇ってきても面白そう。
なにせ「離れ離れの四つ葉たち」なので、かつての仲良しグループの中には妖精ちゃんもいたはずなんです。

その4人グループだったことを踏まえての予想が2つ目。


予想2:妖精ちゃん新入生エンド

妄想強めな予想──というか95%妄想です。
それは妖精ちゃんが3人の高校に新入生として入学する、というもの。
妖精ちゃんが「自分も3人と過ごしたい」と思って人間化するパターンもヨシ。これだと妖精ちゃんを主人公にしやすい。
実は昔に事件(離れ離れになったキッカケ)があって、それで入院・寝たきりになった4人目の少女が意識だけで3人を見守っていたというのでもヨシ。最後には目を覚まして復帰&入学=大団円。

何にしろ妖精ちゃんの正体次第で色々と想像が捗りますね。

ストーリーの予想はこれくらいですかね。
正直そこまで展開が読めそうにない……ん?もう1個ある?


予想3:『きっと、ずっとよにんで──』

STORY

同じ高校に通う三人の少女、
緑と青と茜はそれぞれの日常を送っていた。

そんなある日、日に日に疑問が増えていく茜に呼び出された青と緑は疑念を抱きつつも、放課後に神社へと集まる。

そこで二人は、茜が見えない何かと話しているような姿を目撃する。
目を瞬かせると、二人の瞳に入っていたレンズのようなものが落ちるとともに、崩壊した世界の中で眠りについている自分たちの姿が映る。

二人は戸惑いつつも、茜から説明を聞いて少しずつ状況を把握していく。

突如現れた魔物によって人類はほぼ壊滅状態にあること。
魔物の力によって世界の色彩が失われてしまったこと。
崩壊直前、三人は気絶している間に大人たちの手によってレンズのような装置を装着され、仮想の現実を見ながら過ごしていたこと。

平和な学生生活が偽りだと知った少女たちが、その先で見た景色とは──

Endorfin. 13th Album『LØST-COLOUR』

──世界を、照らせ。


えー……冗談です

Endorfin.ファンの皆様ならお分かりでしょう
『LØST-IDEA』のあらすじ、そのまんまのネタです。
でもそういう"まさか"な路線も1%くらい有り得……ナイヨネ、ウン。


最後に

ここまで長々と振り返ってきましたが、"COLOURS"にはEndorfin.の音楽性が強く出ていると思います
特筆すべきはストーリー性。決してハッキリ書かれずとも、コンセプトと5,6曲だけで1つの物語が出来上がるのがEndorfin.の作品の面白いところ。
そして"COLOURS"にはアルバムごとの繋がりもあり、聴き直すたびに発見が増えていくのがとても楽しい。

なにより曲も歌も歌詞も良い!

そんなCOLOURSもついに終局。04が待ち遠しいです。

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