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鶏肉と白いんげん豆のカスレ風

タイムを使って白いんげん豆を煮ようと思い立ち、スープよりも主菜よりの一皿を作ってみました。
白いんげん豆を使うなら、白っぽい見た目にしたいと思い、トマトは省きました。
カスレは百年戦争(1337-1453年)の頃に由来があるそうで、それならば当時はトマトはなかっただろうから、と開き直ることにします。

【材料】

鶏胸肉:1枚。6-7つの一口大に切る。鶏もも肉でも、手羽元でもいい。塩コショウしておく。
ベーコン:40gぐらい。5mmの厚さに切る。スライスのものなら、1cm幅に切る。
玉ねぎ:半玉から小さめのものなら1つ。みじん切り。
セロリ:半分。5mm幅位の小口ぎり。葉は除いておく。
白いんげん豆:コップ1杯程度。8-12時間浸水して、15-30分程度下茹でする。豆を茹でた水は取っておく。パウチやレトルト、缶詰の煮豆でもいいが、白いんげん豆がよい。
タイム:今回は生の枝を5本ほど。ドライのホールなら、ティースプーン1杯分ぐらい。ドライのパウダーなら、その半分以下。
ローレル:1-2枚。
にんにく:1かけら。チューブでも可。
白ワイン:100cc
:500ccぐらい。鍋の大きさにあわせて調整。
オリーブ油:大さじ1ぐらい。
バター:ほんの少し。5mmぐらいの厚さで十分。
胡椒:お好みで。
:お好みで。

【下ごしらえ】

鶏肉にバットに並べて、塩コショウしておく。塩はほんの少しでいい。
白いんげん豆は下茹でをしておく。15-30分ぐらい。茹でた水は取っておく。

【手順】

①鍋にオリーブ油を温めて、ベーコンを並べて脂を溶かす。
②ベーコンがカリカリになったら皿に取りだし、鶏肉の表面を焼く。表面に焼き色がつき、どの面も火を通したら、鶏肉も皿に出しておく。
②同じ鍋に、にんにく、刻んだ玉ねぎ、セロリ、ローリエを、順に入れながら炒める。焦がしそうならオリーブ油を足す。
③玉ねぎが透明になってきたら、白ワインを加えて、5分ぐらいふつふつと煮たててアルコールを飛ばす。
④下茹でした白いんげん豆と茹で汁、①のベーコンと②の鶏肉を入れる。茹で汁は全体がひたひたになる程度。上にタイムと、セロリの葉を載せて、落し蓋代わりにして煮る。
⑤煮汁を煮詰めながら、豆が十分に柔らかくなるまで煮る。汁気が少なくなり、豆が十分に柔らかくなったら、塩コショウで味を調え、最後にバターを落として風味を加える。
⑥器に次ぐ。タイムか、イタリアンパセリを好みで飾ってできあがり。

鶏むね肉が冷蔵庫で一番手前にあったので鶏むね肉にしましたが、このお肉にハーブと豆の香りが十分に染みて美味しくなっていました。
私は圧力鍋を使わないのでいちいち時間がかかりますし、豆もとろけるような柔らかさにはなっていませんが、歯ごたえがある分、食べ応えがあるように思います。
タイムの香りをもっと強くしたかったら、②の段階で最初にオリーブ油に香りを乗せるとよいかもしれません。
今回はほんのりとやわらかく香るような仕上がりになりました。
次は手羽元でやってみようと思ったレシピです。


ことこと、ことこと、煮ている最中の鍋の中はこんな感じでした。セロリの葉は、鶏肉が干からびないようにと載せてみただけなのです。セロリ好きなので、セロリの葉っぱはそのまま具材として食べちゃいました。

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