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ディアローグ デュラス/ゴダール全対話 (DURAS/GODARD DIALOGUES)

マルグリット・デュラス、ジャン=リュック・ゴダール
2018 読書人

マルグリット・デュラスとジャン=リュック・ゴダール。
二人の名前は知っている。
前者は小説の巨頭。映画を作っていたこともある。
後者は映画の巨頭。映画作家のなかでも最も物書き的であると、「はじめに」で紹介されている。
私自身は二人それぞれの作品に詳しくないので、彼らの作品の解説となるとよくわからないことばかりになるかもしれないが、1980年代を縦断するように行われた3つの対話は、その時代の映し鏡になっているに相違なく、興味深い。
勝手な想像ではあるが、芸術の領域において、高みに至った者同士であるからこそ語り合える心情、分かり合える空気、伝わり合う言葉があるのではないだろうか。
小説に、映画に、そして、20世紀後半のあの時代に興味がある人にとって、読み応えのある一冊になる気がする。

既に刊行された本であるが、私は#NetGalleyで「はじめに」だけを読ませていただいた。
普段はなかなか手を出さない分野の本であるが、思わず期待が膨らんだ。

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