「MYOL」ブラックバス移入99周年
T.B.F.C.が毎年6月22日に主催するイベントに参加してきた。
T.B.F.C.は大正15年6月22日に赤星鉄馬氏によってブラックバスを日本に移入した日を祈念したイベントを催す。
今年の6月22日は神奈川県の芦ノ湖にバスを移入してから99年目にあたる。
T.B.F.C.が1月28日にランドロックで開催した「LURES」は、参加者がそれぞれのマイフェイバリットペンシルベイトを持ち寄ってそのペンシルベイトとの想い出を書き、写真を撮り、それを1冊の本にする、というイベントだった。
その数週間後に「LURES」は参加者全員の元に届き、それぞれの自宅の本棚へと収まっている。
あの時もみんなが少年時代に戻って楽しい時間を過ごした事は記憶に新しい。
昨日はその「LURES」から引き続き、お題はペンシルベイト。
イベントタイトルは「MYOL」
Make Your Own Lure の略。
99年目のイベントは、今切川をまたぐ応神橋の下で流木や落ちている木、自ら持ち込んだ木で自分のペンシルベイトを作ってみようという内容だった。
僕は当日の早朝4:30にT.B.F.C.のてっちゃんと開催場所で待ち合わせ、イベント開始時間の1時間前まで釣りをする事になっていた。
待ち合わせ場所に着くとすでにT.B.F.C.のまっくんと内藤さんはもう水面に浮かんで釣りをしていた。
僕らもカヌーを下ろし、釣りの準備を済ませいざ出船。
その日、僕が結んだルアーはレーベル社のジャンピンミノーJr.で、てっちゃんはザラスプーク。
ペンシルで釣りたい…
開始早々にてっちゃんにバイト!
急いで携帯を取り出し、動画を撮ろうとした時にバスは逃げてしまった…
そうこうしていると時計の針は9時を指していたので会場へと帰る事にした。
まっくんと内藤さんも帰って来て、それぞれがイベントの用意を始める。
10時からが「MYOL」開始時間だが、風も強まり雨雲が広がり始めているが…
そんな事などお構いなしに続々と参加者が集まり自然とイベントは始まった。
笑い声の絶えない楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
僕は桐材を持ち込んでGOODCASTの次の新作を削ろうと考えていた。
それはこのイベントがあると聞いてから思っていた事だった。
なんだか上手くいきそうな予感があった。
頭の中には前々から作りたいルアーのデザインがあったので一心不乱にナイフを入れた。
形にしたかったのは、スピードシャッドとレッドペッパーを合体させたイメージの立ち浮きチュボチュボアクションのオヤニラミ目玉のペンシルベイトだ。
カタチは気に入ったがアクションは一体どうだろう…
実際に動かすにはこの日の暴風ではきちんと確認はできない。
ウエイトを仕込みエポキシで穴埋めして乾くのを待つ間、参加者がどんなペンシルルアーを作っているのかしれっと見て回った。
かなりパンチのあるペンシルの数々…
県外から参加してくれたシゲさんと堀川くんの2人が作ったペンシルベイトは強烈なインパクト。
その全貌はまた次回のミーティングで披露される事だろう。
人の数だけルアーがあり、ルアーの数だけ個性がある。
まさに十人十色だった。
ハンバーガーを秒で食べた。それぐらい美味かった…
参加者が作ったルアーは全て一つずつT.B.F.C.が写真を撮っていった。
今年これからの釣行でブラックバスが日本にやってきて99年目の思いが入った「MYOL」ペンシルベイトを使ってバスを釣るという宿題と共にまた持ち主の元へとリリースされた。
結局薬局、僕の「スピードペッパー」は普通には動くが思い描いていたアクションにはほど遠いものとなってしまった。
いきなりダイヤモンドとはいかなかった…
僕の「MYOL」はまだまだ続く…
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