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【TGF2021】スポンサー賞のこと

ティラノゲームフェス2021、閉幕となりました。
同時に、スポンサー賞の発表がありましたね。


なんと『インビジブル』にスポンサー賞をいただきました! これはめでたい…!!🎉✨

スポンサー賞とは、ティラノゲームフェスのスポンサーとなった方が、個人的に作品を選んで賞を贈るシステムですね。
ティラノゲームフェス2021は、運営様からの賞がなく、寂しいというお声も聞かれましたが、こうして盛り上がるイベントがあって嬉しく思います。

◆私からのスポンサー賞

ちなみに、水原からも2作品に賞を贈らせていただきました。

◆椿堂ノ火/柘榴雨 様

◆恋に落ちてはいけない20分/灯野ともる 様


自作へのありがとうの前に、少しだけ今回の賞を贈った理由なども、触れさせていただきます。

正直な話、スポンサー賞を贈ること自体、はじめはかなり悩んでいました。
かけがえのない贈り物であるのと同時に、自分には重いな、という気持ちがあったからです。
個人的にはたくさんの作品に触れたと思いますが、それでも全体の1割、2割しか遊べていない現状もあり、スポンサー賞は贈らない方が無難では…? と思ってもいました。
ですが、前述の通り、今回はグランプリなどの公式の賞がないこともありますし、少しでもリスペクトの気持ちが届けばいいと考えるようになりました。

二つの作品の良さは、拙いながらコメントに残していますので、気になる方は読んで、作品にも触れてほしいと思います。
私は今回『シナリオライター』としての目線で、作品を選んでいます。
読み手の心を震わせ、もっともっと読みたいとグイグイ引っ張るようなシナリオだと感じたことが、大きな決め手です。
読み始めて、最後までがあっという間でしたし、プレイが終わってもひとつひとつのシーンを思い出せるほど焼き付いています。
私もこんな作品が作れたら、と強く思いました。

◆『インビジブル』にいただいた賞

スポンサーの方は何作品も遊んで、その中から限られた作品を選ぶわけですから、正直自作に賞がなくても仕方ないなと思っていました。

結果として、4名の方からスポンサー賞をいただきました。
読みながらひっくり返りそうになり、しばらく驚きで放心状態でしたが、ようやく実感が湧いてきました。

◇HASE IM HAUS賞/MIRIN 様
◇2021面白かった賞/datchi 様
◇あなたの愛に花束を賞/SHIA 様
◇仲間たちの絆賞/さむいそら 様

本当に心からありがとうございます🌸

ことーばにーできなーい。
ということで、以前ツイートで推しキャラ調査をした際、あげていただいたキャラを描かせていただきました🙇‍♀️  
可愛くかけた(当社比)ので、どうぞお納めください!

律だけ被ってしまったので、もう一枚!
けもみみとしっぽだけついた半獣姿…さすがにあざとすぎると感じ、立ち絵にしようとは思いませんでしたが、お祝いの場なので勝手に解禁。

私はイラストレーターではないのと、デジタルがむりむりむりむりかたつむり🐌なので、これが精一杯なのですが、久しぶりにペンを握りました…!
それくらい嬉しかったのです、いただいた言葉を胸にこれからも制作を頑張っていきます。

全レスしたい気持ちを抑えます…😇
でも、一言くらい、言ってもいいよね!?

『愛してるーーーー!!!!』

前の記事でも書いたので、繰り返しで申し訳ないですが、賞だけでなく感想とファンアートをくださった方、作品を気に留めてくださった方、いつもあたたかく見守ってくださってる方……。

『みんなありがとう!!!』

◆スポンサー賞のこと


さて、ここからは個人的なスポンサー賞および、賞というものについて、少しだけ。
蛇足気味なのと、本当に個人の想いですが。

今年は、公式によるグランプリなどの賞の授与がありませんでした。
こちらについては賛否両論と思いますが、公式様の負担を考えた時、それもありなのではないかと感じました。
というのも、今回私もスポンサーとして賞の設定をさせていただくにあたり、なるべく多くの作品に触れ、その上で賞を決めたわけですが、正直ものすごく苦慮しました。

大前提として、賞といっても多数決で決まる投票制のものでない時点で、物差しはひとりの人間の『好み』になってしまうので、そりゃあ全員が納得いく結果なんて出せっこないというのが挙げられます。
私も、何を基準に賞を贈ればいいのか、悩みに悩みました。
人の作ったものを評価するのが、これほどまでに重いのか…というのを思い知るとともに、これまで全ての作品をプレイした上で、それを決めていた運営の方の気持ちが痛いほどわかりました。
もし、これをやってくれ! と誰かに頼まれたとして、私はできないと言うことと思います。
そもそも、全作品に目を通すーーというのがどれだけハードルが高いことか! 私の知る限り、2名の方が公開作品全てに感想を送っていますが、これだってものすごい快挙です。

前にどこかで書いた気がしますが、私がティラノゲームフェスに参加したきっかけは、コンテスト形式で評価してもらえる場だからです。
フェスに参加してそういう気持ちはかなり薄まりましたが、賞というものに対する思い入れは、人それぞれ持っていることと思います。
あったら嬉しい、なくても気にしないの人もいれば、ショックだなと感じる人だっているはずです。
作者にとって、作品はたったひとつのかけがえのないものです。評価されたい、反応がほしいと思って当たり前、まったくそういう気持ちがない人はそもそもコンテストに作品を出そうなんて思わないのではないでしょうか。
だからこそ、賞を贈ることには大きな意味があると感じました。

私はまた作品を作ることがあれば、こうした場に参加したいと思いますし、フェスがあればスポンサーにもなると思います。
ただ、スポンサー賞を贈るかどうかは、その時もきっと迷い悩むだろうなというのが正直なところです。
でも、賞をいただいたことへの喜びも、すごく強いものでしたし、それを誰かに届け、喜んでもらえたら嬉しいなという気持ちも確かにあります。

まとまりがなくて長い!!

結局こういうことに答えなんてものは存在しないと思うので、私としては次があるなら、公式賞の有無やスポンサー賞のありかたについても、主催される方の負担にならないものであればいい、というのが結論です。

一旦ここで締めますが、少し落ち着いたら、また追記するかもしれません。

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