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町の疲弊と保守性と・・・

日本各地に江戸風情を残す小江戸村が
まだまだ多くある

そんなひとつが奈良井宿だ
初めて訪問したのはもう40年も前になる
その頃から町の外観が大きく変わらない
観光地化されてない魅力がある
小江戸村が奈良井宿という江戸時代の宿場町だ

木曽路では馬込や妻籠の方が有名で
外観は昔の風情を残すも結構観光地化されて
しまっている

この違いは地域住民の心情だと思う
金銭利益を追い求めるよりも今ある町を維持しようという
地域性が古くを残すのだろう

そんな奈良井宿が変わり始めたのは
東京新宿と奈良井宿を往復する高速バスの
運行だと思う

外観は変わらないが一歩店に入ると
東京の街を感じ始めた
さらに一本道で行楽シーズンは渋滞が酷かった
国道にトンネルができ、バイパスができと
便利になるにつれ、道の駅がつぎつぎと誕生した
そして大型店が進出を始め地域住民の購買行動が
急変を始めた

ここ20年~25年の間の変化だ
地域住民同士の金銭交流が急激に低下し
収入源は観光客にシフトしてしまい
その観光客がここ5年~10年で
激減を繰り返すと小江戸村がゴーストタウンへと
まっしぐら

さて、問題はここだ
なんとかせにゃならん・・・と変化だ革新だと
意識付く以前に保守性が強い地域性が変化に
蓋をしてしまう

金が儲かっても町の風情が消えるくらいなら
このまま沈没する方がましだとさえ言葉が飛び出してくる

「小江戸物語」・・・誕生
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#奈良井宿 #小江戸村 #保守性 #地域性

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