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アートビジネスを考える会・・・6

ビジネスという視点で・・・
いま多くのクリエイターは誰と何と戦っているのでしょうか?

対戦相手は機械です、人工知能というプログラムです!

写真の世界で話を続けます
今日の世界でカメラは世界規模で空前の大ブームです
今日、誰でもカメラを持っています
いつでもカメラを持っています
さらに、いつでも撮った写真をネットにUPして
コミュニケーションする時代です

20年前にプロでないと撮れない写真が
今日では誰でもいつでもすぐに撮れるから
憧れの写真が最も身近なマイ・フォトになったのです

カメラにプログラムが収納され、そこにかつてのプロの技が
仕込まれているからです。空前のカメラブームの陰で
プロのカメラマンの失業、行方不明が後を絶ちません

人工知能と勝負するチェスの世界
将棋の世界、碁の世界・・・などが報道されますが
機械が勝とうが人間が勝とうが、人間の世界は消えないので
人間の仕事は未来永劫と存在します

ところが商業写真の世界では、誰が撮ろうと
良いものが安価で即座に入手できるのが最大限のゴール
なので、人間が急速に不要となったわけです

だったら商業写真の世界で人間は不要になったのか?
人間のクリエイティブなセンス、能力、発展性などは
人工知能の範疇ではありません

従来はカメラの世界とは封建的で保守的な徒弟制度の世界でした
なんらかの写真の学校で学び、先生に弟子入りして認めてもらえれば
クライアントを紹介していただき独立する・・・!

ところが最近の第一線で活躍するカメラマンや写真家に
門外漢が参入し独学で撮影理論を確立するプロが急速に増えて
きました。カメラ機材に搭載されていない人間のクリエイティブを
発揮するニューエイジの登場です

商業写真の世界に人間本来のクリエイティブな要素が認められると
ビジネスとして爆発的に拡大すると信じてますが・・・、実際に
そのためにはスポンサーやマーケットを教育啓蒙するプロデューサー
の存在が不可欠です

もちろん人間のクリエイティブなんて突如発揮されたり、突如
消え去るものでなし・・・プロデューサーはクリエーターを
教育育成できるビジネス能力も必要だと思います

このような現象は、カメラの世界に限らず、ほとんどのクリエイティブな
世界に共通する現実じゃないかと思います

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