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既存の飛躍アンソロジー


既存の飛躍

消化不良のような、毎瞬毎瞬の思考連続体に対してフラッシュが挟み込まれるような違和感と気持ち悪さ。
これは素晴らしい感覚サインだ。

それは固定化された回路が溶解している。
器の中で液状になる蛹状態だからである。

ずっと旅立たない雛はいないように、蛹のままなどありえない。目には見えない領域での変容が起こっているのだ。それは理解の受胎である。

この時の飲み込みにくさ、鬱屈した消化時間は自己形成においてかなり重要。そのサインを「不快さ」で打ち消してしまってはもったいない。

因数分解困難。そのような事象や形式や言葉や人に出会った時、私は嬉々とする。

孤高さとNO

生命の噴出に対しては“YES”だが、自我の分厚い殻はぶち壊してしまいたい。(それは自分の知る限りで良い)そして、より高い調和に対しても“YES”だが、反作用的な本能には“NO”なのだ。全てに対してのYESは、これらが起こる諸行に対してであり、オートモードで作用してしまうものに下せる「NO」こそが人間崇高さなのだと思う。

醸成された水

たまに酒のような人に出会う。
お酒を飲んだ時のくぅと唸るあの感覚である。舌全体が萎びるような酒もあれば、コクのあり微かに甘みがある酒もある。人間の生き方も醸成し、適切な工程を踏んでつくられたなら酒になる。そのような人と出逢うと、彼ら彼女たちは神への捧げ物なのだと割と本気で思う。神聖さ崇高さの両方の味がする。


地球

地球のものと仲良くなることは、それを成し得てる時空間という次元感覚が自然に入ってくる。意味に縛られている時、時間の進行が抜けている。環境が抜けている。そこに目を向けることは、生きていることを実感させてくれる。




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