毎日がめまぐるしく、進化と退化を行き来している
「忙しい」という言葉は使いたくないが、日々、朝から晩まで、月曜から日曜まで仕事や用事が詰まっており、どうにも心休まる時間がない。
こと仕事に関しては、プロジェクトのサイクルや勘所が表面的に掴めてきてようやく独り立ちしつつあるところに、組織再編やメンバーの入れ替わり(というより慢性的な人手不足)によって、私の手元にやたらめったらタスクが降り注いでくる。
これをうまくかわしたり、手元でボールを長く持ちすぎずすぐさま誰かに嫌味なくパスしたりする処世術を適用できればよいのだが、どうにも反応が一呼吸ほど遅れてしまい、それを付加価値をつけて取り戻そうとさらに遅らせ(腐らせ)がち。
プライベートに関しては、仕事やコミュニケーションのストレスを緩和するかのごとく、旅行や趣味に時間もお金も費やしており、これらをこなすのがまるでタスクのようになっている。
つくづく、私は常になにか目標を持ち自分を鼓舞し続けていないと不安になる性格なのだと思う。しかし、スタンプラリーのようにあれこれ達成していくことを進化とばかり思い込んでいたら、離れて見てみたら退化(あるいは停滞、もしくは固執)だった、という状況もときにありえるのでは、と獏とした不安に駆られた。
思い込みからの凡ミス。執着がゆえの他者への不寛容。再現性を求めるがあまりの柔軟性やアジリティの欠如。衰える記憶力、読解力。あぁ、こうやって人は老いていくのかと痛感する。
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