151127~29 ナムジュンの語る花様年華
ナムジュンがこれまでに語った花様年華について、和訳しています。追記予定。
出処はそれぞれTwitterでのレポやコンサート動画を参考につぎはぎしているので正確ではない部分もあります。
1. 151127 ナムジュン 花様年華on stage エンディングより
幸福というものが何かと言えば「幸福は、その気持ちを感じることができる人間の心構えだ。つまりいつもその人が幸せを探し感じることができる心構えさえあれば、準備さえできていれば幸せはどこにだってある。」こんな話をしたんですよ。
いまメンバーたちがした、今が花様年華であるという話の意味が、実は花様年華が大それたものではなく何というか「青春?」のようなものだとも言えるし、実は途方も無い時期であるかもしれないし、ある特定の時期のことかもしれませんが、とにかく花様年華は僕たちの心の中にあるようです。
なので僕たちも花様年華について話をすることで皆さんも自分自身の花様年華についてもう一度考えてみて、自分が本当に、実際過渡期であるかもしれない。でしょう?最近本当に、青春がつらいと言うじゃないですか。88万ウォン世代*、僕が歌詞にも書きましたが5放世代、7放世代*...そんなものが多いですが、そんな過渡期の最中にあっても自分がどんな状態なのか、...実際、幸せは掴んだ時に得られるものではなく、掴もうと、手に入れようとする過程の中にあるのだという人もすごく多いんですよ。それで少しだけ視点を変えてみればある意味では、今がつらいという方々も多いですが、今が花様年華である可能性も本当にあるんです。ただなんとなくの話ではなく、そう考えることができたら良いと思っています。
皆さんと花様年華を感じることができたなら、今この瞬間から、そして死ぬ時まで僕らはきっと花様年華なんだと思っています。
wikipediaより
*88万ウォン世代
韓国で1970年代終盤-1980年代中盤(おおむね1977年-1986年)に生まれた世代である。大卒で非正規雇用に追いやられている者が非常に多い。
*3放世代/5放世代/7放世代
韓国統計庁によると2015年の国内失業率のうち青年層(15〜29歳)の失業率は10.0%と際立って高くなった。学生は大学を卒業したあと何年も就職活動を継続せざるをえず、職につけない若者たちは経済的に困窮していき「恋愛」「結婚」「出産」だけでなく「就職」「マイホーム」の5つを諦めざるを得なくなる「五放世代」、さらに「人間関係」「夢」の7つを諦めざるを得なくなる「七放世代」という表現も現れた。
2. 151128 ナムジュン 花様年華on stage エンディングより
どのように話そうか考えてみたんですよ。まず僕は、会社へと出勤する僕たちの父さんも、そして不動産業をしているお母さんも妹も…そして道端に、道の上にいる犬や猫もそうだし、木々や石ころさえも心の中に銀河を一つずつ持っているんだと思っています。もちろん本当に死ぬ時までその銀河を見つけられずに生涯を終える人も多いです。その人々は人生をどう生きて、どう終えたのか。
僕は僕らが作ったこの花様年華pt1、pt2は、危うさとエネルギーだと申し上げましたが、その銀河を見つけられたらという願いをこめて僕たちがお渡しするお話です。
実際、人生で最も美しい瞬間だと言いますが―花様年華。花の字で始まり、輝く華という字で終わるんですが―この美しさ。美しさって実際には何でしょうか?醜さがあるからこそ、美しさもあるんだと思うんです。
それでただ、大変な時があるから、大変な時があれば、またよい瞬間もあるだろうとこう考えて耐えようというのではなく、つらい瞬間さえも美しい瞬間の一部なのだと、そのひとかけらなのだと考えることができたなら、僕らの花様年華を心から理解して受け止めてくださる誇らしいARMYになってくださるのだと思います。
そして僕が個人的に申し上げたかった僕らの花様年華とは、今僕がステージの上に立ち、僕の父さんと母さん、そして妹が来てくださっているんですが、はい。あなたが産んでくださった僕が、こうして皆の前で、僕を愛してくださる数多くの方々に僕らのお話を伝えて、僕が世界のひとかけらとなって人々に影響を与え、救いになってあげられる誇らしい息子になったのだと申し上げたいこの今こそが、僕の花様年華なのだと思います。
最後に、僕らの花様年華を聞いてたくさんの人々が―花様年華は、花の名前のようですよねー自分の心で咲いている花様年華を探し、銀河を見つけて、励まされてくれたら、という願いを持っています。愛しています。
3. 151129 ナムジュン 花様年華on stage エンディングより
僕たちが花様年華を作り、準備しながらお伝えできなかった3つのことから、今日は3番目をお話しする時間のようです。まとめとしてお話ししようとすると、僕が言いたいことは世の中が今…、難しいですね。大人たちが言うように「最近の世の中はなんだ、昔はこうじゃなかったのに」だからこうなのか、もともと世の中はこういうものなのか。世の中に「火(ファ)」(怒り)がとても多いです。そうでしょう?漢字で燃える「火」と書きますが、本当に字面の通り火のような人々も多くて。青春しようという人たちに諦めることを勧め、三放世代・五放世代なんて言葉を作りながら、僕らが最初から意志が無かったかのようにして、まるですべては僕らの努力次第だと、そう言ってしまうような社会の雰囲気があるように感じました。
それで「大韓民国はヘル(地獄)だ」こんな卑下するような言葉まで出てきて、それがとても悲しかったんです僕は。
皆さんからの手紙を読んでいると、本当に困難を抱える方々もいます。家庭環境が大変な方、今置かれている環境が大変な方々、そうでなければ豊かに生まれた方々もいて。それでも生まれてきてから皆それなりの怒りを経て、困難を経て、いろんな状況がありますが、誰も最初から諦めることなんてしたくないじゃないですか。最初から諦めたくて夢を抱いたのではなくて、この夢を諦めたくて追いかけたわけではないにもかかわらず、そういう社会の雰囲気が蔓延していることが本当に悲しくて、僕もこの社会を生きる一人の若者としてとても沢山のもどかしさを感じました。
それで作ったのが「花様年華」なんです。
花様年華という単語が気に入ったのは、花様年華(ファヤンヨンファ)にはファが多いですよね。2個あるでしょう?花(ファ)、華(ファ)。そしてもう一つは和合の「和(ファ)」だと思います。
世界には同じ「ファ」がありますが、このファを僕がどう見るかによって「ファ」が僕にもたらす意味が確かに違ってくると思います。
それで昨日は、僕らの心の中に銀河があり、それを探さなければいけないと申し上げましたが、今日僕らが伝えようとした花様年華は…本当にこの世代の、僕らと同じような…僕らと同じじゃなくても、学生でも、社会人でも、そうじゃなかったとしてもこの社会で生きていく20代、10代でもーそんな方々にお送りするねぎらいのメッセージです。
それを愛を通じて形象化し、そして「チョロ」のように社会に関した話もしたり。皆さんも聞いてお分かりだとは思いますがそういうことを通して僕らのそれなりの努力がお伝えできればいいなと思います。この世のなかのたくさんの「ファ」、自分に近づいてくる「ファ」を…「ああ世の中にはファだらけだ、だめだ、俺もファが出る(怒るという意味)」こんな風には考えないで。一度僕らが投げかけた「花様年華」という言葉を思い出し、同じファでも花のように美しく輝くファへと変えて、大切にしていただけたら嬉しいです。
話が長くなったので少し短くお話ししますが、僕がデビューアルバムにいれた隠しトラックがあります。僕が1日に砂漠と海を行ったり来たりしたと申し上げたのですが、僕でさえも数え切れないほど、僕のなかにあるファに出会い、僕の外にいるファにも出会います。何度も何度も挫折し、怒りを抱いて自分自身に失望して。どの位置にいるどんな名誉や地位のある人でも同じだと思います。
僕は皆さんが今夜、花様年華part.2を聴いて、自分自身の心のなかにあるファと、世界の外にあるファに出会い、花様年華の中の「花」と「華」へと美しく変えて、言葉の通り青春の花のように輝かせてくれたら良いと思います。ありがとうございます。これが僕の伝えたかった花様年華、3番目のお話でした。
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