見出し画像

【福知山】あじさい寺に。

【6/28 不動明王の縁日・巳の日】
毎月28日は、不動明王の縁日。そして、6/28は巳の日でもありました。巳の日は、弁財天様の縁日(尊い)

加えて、一粒万倍日。つまり、お祈りも万倍に…。実に素晴らしい日。

そんな日に思いがけずお誘いを頂きまして、いつもよりちょっと遠出を。

「あじさい寺」とも呼ばれる、丹州たんしゅう華観音寺はなかんのんじに。

(福知山市観音寺町)

開創は720年。インドの帰化僧・法道仙人によって、一霊木から十一面千手観世音菩薩(御本尊)を刻んで草堂に安置されたのが開基。

丹州・華観音寺略縁起より



目的は、見頃を迎えている紫陽花を愛でに。

平日で雨上がりで、とても静かでした。


紫陽花に囲まれて、『七観音霊場』の文字が。

七観音めぐりのお寺でもあり、紫陽花が山盛り咲いている順路には、小さな祠が点在していまして、それぞれに観音様が祀られていました。

※七観音について、公式サイトに詳しく↓


小さな祠には小さな鐘も脇に下がっていて、それを鳴らして手を合わせる。

観音様は皆美しく、それぞれに短く有難いお言葉も傍に書かれていて、それが胸に響く。

巡るほどに心が晴れて癒されました。

観音様の写真は撮らなかった。撮っても良いものだろうけど、元気いっぱいに生えている紫陽花を愛でながら、時に掻き分け夢中になって順路を進み、小さな観音様に向かって手を合わせる時間を自分の為に大事にしたい、

そんな気持ちになりまして…

七観音を巡って得られる癒しと有り難みは、お参りした人だけのものだと思う(個人的な見解)

ぐるっと巡り終えると本堂に到着。

緑も眩しくて、美しかった。

境内には、沙羅双樹(夏椿)も咲いてました。

珍しいので、嬉しい。


紫陽花は、順路の最後の最後まで咲いてました。



丹州・華観音寺略縁起には、このお寺も明治の廃仏毀釈によって、大打撃を受けたとありました。

時の政府は、何でそんな馬鹿な事をやったのか…とは毎度悲しく思いますが、人が手を合わせる限り信仰が無くなったりはしない。

奈良時代に開かれたお寺が、今は花の寺としても大事にされているのがとても有難くて嬉しい。


仏の教えによって、癒されて救われる心はある。この国には神道も仏教もあって、その両方によってずっと守られている。元々は神仏習合、一つであったもの。

神社に偏りがちなのですが、お寺もやっぱり良いなぁとしみじみ感じました。

色んな有り難いお寺にお参りしたい。


美しいお寺でした。有難う御座いました。

有難う御座います。サポートは、専門書の購入やお参りの旅費などに使わせて頂きます☺️