あるじなしとて、春を忘るな。
梅の花が、京都のあちこちで咲いています。
こちらは、京都市下京区の菅大臣神社の梅。
菅大臣神社は、菅原道真の邸宅の一つ・白梅殿跡と伝わる神社。
境内には、飛梅もあります。
飛梅とは…
太宰府への左遷にあたり、菅原道真公が邸宅で詠んだ歌↓
『東風吹かば 思い起こせよ 梅の花 あるじなしとて 春を忘るな』
この歌を聞いていた梅は、主人を慕って、遠く九州の太宰府まで枝を飛ばしたとされているのが、飛梅の伝説。
飛梅は、本殿の前の鳥居の直ぐ側に植えられています。
※歌が詠まれたのは、紅梅殿の方とされていますが、紅梅殿はこの神社の直ぐ北側に碑があります。
とても静かな神社です。
たまに、日向ぼっこしている猫さんに会えるのも楽しみです。
疫病の蔓延るざわめく世にあっても、季節は巡り、花はちゃんと咲いてとても美しい。
菅公が祀られている神社は、京都にはあちこちありますが。静かなところでお参りされたい方にお勧めです。
2020/09/09 追記
違う猫さんがいました。
時間がのんびり流れているような神社です。大好き。
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