見出し画像

中学受験|中学受験をする理由を掘り下げてみた

当アカウントでは、何度か中学受験について投稿しています。
過去の投稿を知っている人は、SAPIX通いの子どもを持つ親ということをご存知かと思います。
久々に中学受験関連の長文を投稿します。
本音にお付き合いください。
本音であるがゆえに不快な内容かもしれません。
ご容赦ください。

大変ハードな高学年の日々を過ごしているわけですが、
(いや、正直言って真面目に取り組もうとするとほんとっっに大変。大変だろうと想像していたけれど、想像以上の勉強量。)
ふと振り返ったんです。なんで中学受験することにしたか。

息子は小3の途中からと、やや早めのタイミングでSAPIXに入塾しています。
なぜ中学受験することにしたか。

最終的には「良い環境を選び、そういう環境に身を置くことで、少しでも選択肢を増やしたいから」です。

現時点では、子ども自身もどういう学校が選択肢にあり、志望校への関心も高いですが、スタート地点では、ええ、子どもの意向は完全無視です
下手に誘導しても、見透かされそうだし、無理やり何かさせようとしたり、騙しているようなことはしたくなかったので、そういうことはしませんでした。
こういう肝心なことでレールに乗せられた、と思われるのは、将来拗れるきっかけになったらやだな、と。
あと、やっぱり自分的には、中受するけれど親が用意したレールに乗った人生を送ってほしい、と考えてはいません。
本音では広い視野を持って、選択肢も自ら見つけられる柔軟な人生を送って欲しいというものがあります。

(以前こんな記事を投稿しています。)

とはいえ、スタート地点で考えていたことなんて、本当にふわったとしたものでした。

入塾時点で考えていたこと

・自分は中受していないけれど、中受した知り合い・友人が羨ましかった。
・ツレは中受経験者。都内の名門校出身(御三家ではありません)。
・子どもが有名校・名門校に進学したらドヤりたい。(評価されるってやっぱり嬉しいんですよ。あくまで妄想です。)
・教育費は、インターや海外に教育移住は無理でも、中学受験は、現実的にOKな出費。
・周りも中受するし。(中受9割エリアなので、特別感ない)

でも、最近あまりにも勉強量が多すぎて、疲れました。もっとぼんやりしたり好きなことに夢中になったりする時間も必要だと思うのですが、テストや課題に追われてしまっています。うまく折り合いをつけたいと思います。
どうしても口うるさくなってしまっています。

もうちょっと、程よく、ほっておいたり、自主性に任せた方が良いとも思いつつ、今頑張らないと、志望校までの距離が遠のくリスクもあり、自分でも整理がつきません。

スタート地点では、非常にフワッとしていたものですが、今はもっと堅いです。

A)多様性よりも同じ価値感を共有できる仲間と切磋琢磨してほしい。
B)教育内容を充実させたり、選んだりしたかったら、お金はかかるものだと受け入れる。(タダが当然とは思わないこと。)
C)手間も労力もかかるもの、と理解。
D)周りも中受するけれど、自分軸で目標を立てる。
E)正しく努力することを身につけてほしい。


何がスタート地点で考えていたことと異なるか。一言でまとめると覚悟でしょうか。今は、親子で同じ方向を向いて必ず志望校にいれたい、と思っています。

順に掘り下げます。

まず多様性。

多様性については、確かに多様性を知って、その中でサバイブすることは、とても重要だと思います。でも、公立中出身として、今振り返ると、公立中の多様性がそこまで重要かと言われると、正直微妙なんですよね。

多様なところで、いろんな人がいるんだな、と言うことはわかるんですけれど、それが、今まで生きていた中で人生にプラスに作用したかと言われると、そこまででもないです。

もっと自分の価値観に近い人と過ごした方が、のびのびと過ごせてプラスの作用があったかもしれないという思いの方が強いです。

多様性のパラドックスとでもいうのかな。
多様性が成り立つのは、お互い多様であることを認めるという前提がないと、難しい。
自分の価値観が認められないところだったら、むしろ自分に近い価値観のところにいたいです。
自分が通っていた公立中が社会の縮図とはいえ、みんな右に倣え、みたいなところだったので窮屈でした。なので、公立中の多様性が、と言われてもあまり良いイメージありません。
中には、そういう環境に関係なく、たくましくやっていける人もいるでしょう。
でも、そうでない人が普通なのでは?
多様性ガチャに外れると大変。

多様性も重要なので知ってほしいのですが、それは別に学校じゃなくてもいいです。社会の縮図は学校の外で知ることができればいいと思います。多様な価値観の前に、学校は心理的にも許容範囲が広い、安心安全な場所であってほしいです。

よく中学受験に関する意見で、教育にお金をかけるのがそもそも念頭にない、教育にお金かけることがそもそも嫌だとか、拒否感のようなコメントを見かけることがあります。

お金を多く払うことへの抵抗は、強いんだなと思います。

今は、付加価値が期待できることについてお金がかかる点は、そのまま受け入れたいと思います。お金とか労力をかけたらその分得られるものも大きいのです。

何でもかんでも、お金かけずに平等に、ということがむしろ、都合良すぎ。

実現したいことがあるなら、そのためにリソースを割くのは当然だと思います。無料が正義の人、そういう人に限って人知れずの努力など見えないところを見ようとしないし、認めない印象があります。なんていうか、精度を高めるための努力とか。あと、なんでも成り行き任せとか。

教育を充実させようとしたらある程度の出費は、受け入れます。

塾にも通わず、オール公立でも、優秀で、なんでもうまくいって、というのは、ものすごくラッキーでレアケースな気がします。あまり鵜呑みにしないほうがいいです。やっぱりできるならいろいろある程度は手間をかけてあげたほうがいいんじゃないかなと思います。あと、環境は選べます。
自分に合う環境の方がいいです。

周りも中学受験のために塾に通っているので、塾通いは特別ではありません。
でも、目標をはっきり決めている子もいれば、なんとなく通っているような子もいます。

お金がかかるし、手間もかかるんだから、ちゃんと目標行きたいところを決めて頑張れるようにしたいと、今は思います。

ご縁がなかったら地元の公立でもいいやって言う意見も見受けられます。実は、そういう考え、当初ありました。
今は、皆無です。
そんな中途半端な気持ちで挑んで欲しくないし、目標を持って取り組んでほしいです。そこそこやって公立中に行って残念というようにみられるのは嫌ですね。
絶対どこかに受かるようにします。

今は、ほんとうに勉強が大変なんだけど、目標に向かって頑張りたい気持ちが強いです。頑張った過程を通してちゃんと努力して、それが結果に結びつくようにしたいです。

やっぱり志望校をしっかり決めて、こういうところで過ごしたいと思う気持ちを持つことが重要なんだな。最近、やっと腹落ちしました。そのきっかけとなった出来事もどこかで整理したいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?