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南海電鉄高野線の電車のシートに見えるもの


写真、何に見えますか?

過去の思い出記事がFBに流れてくる。
2年前高野山へ行った時の記事だった。

初めて高野山を訪れたのは2008年。
あれから木星がひとめぐりのタイミングでの高野山。
その間もちょくちょく訪れてはいたけれど
なんとなく2年前は区切りだった。

偶然か導きか・・・2年前に高野山に訪れた時の木星と
2008年に訪れた時の木星が同じやぎ座の度数だった。

どうやらわたしを高野山へ導いてくれたのは
やぎ座の木星さんっぽい。

2005年に天空にマンダラを見るようになり、
その観察をしていて、星や月との関係を発見し
独学でマンダラの学習をすすめていく中、
高野山の存在が身近になり、
2008年の夏、ちょうど高野山大学の一般向け夏期講習に
曼荼羅と十二星座の講義があり参加したのが最初だった。

曼荼羅の講義のお話は、これまでの観察を
裏付けるものでわたしに確信をもたらした。


そのときの夏期講習の中で先生がしてくださった
もうひとつ印象的だったお話。

南海電鉄のシートのお話をしてくださる。
この写真を見せて

「みなさん、何に見えますか?」と。

先生は、その日、大学が終わった後、
いつも通り南海電鉄高野線に乗ったそう。
そのときは何か悩んでいたそうで思いにふけっていたところ。

ふと顔をあげてみると
目の前の擦り切れたシートが仏様のお顔に見えたそう。
(背もたれの線が仏様の眼に見える)

誰もいない電車の中を見渡すと
全部のシートがほほ笑んでいる仏様に見えた。

さすが、高野山行きの電車だと。

その瞬間に悩んでいたことが
すーっと離れていったというお話だった。

そのとき、先生はこうお話くださった。
すべてのものには仏性があり、
このシートもたくさんの人に座ってもらって
擦れて仏様の顔が現れてきた。

わたしたちも生きている間にいろいろな体験をして
人に出会い、擦れて角が取れて
仏さまになっていくと。

わたしも帰りの電車その仏様を見た。
微笑んでる仏さまが見送ってくださった。

2年前も久しぶりに仏様のお顔見たくて、
車ではなく電車に乗りましたが・・・シートが新しくなってた・・。

みんなすでにだいぶ擦れて仏性も神性も現れて・・・
まあるくなったのかなあ。そんなことを想った2年前の今日。
 
あれから2年。
まあるくなったどころか
ますますとんがってる自分に笑ってしまう。
 

写真は2008年のもの。

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