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感情の奥にあるもの

芦ノ湖でのダンスリトリート。
この3日間の体験は、とても新鮮なものだった。

いくつもの新鮮な瞬間が、語りつくせないほどにある。
その中でも強烈な瞬間が2つあった。
 
一つは、ペアでのダンスワークだった。

ペアになった相手は
この5年一緒になる機会が多いNさん。

わたしたちは、慣れすぎていて
心地よい
関りが固着しつつあった。


けれど、ダンスワークでそんなことは言ってられない。
お互い、どこかそういうところはいつだって真剣になる。
たぶん、そんな姿勢がわたしたちを繋いできたんじゃないかと思う。


お互いを感じながらとにかく踊る。
反応し踊る。
感受し踊る。

踊っているうちに不思議な感覚になっていく。
スローモーションのような感覚。

その中で「感情」のようなものが触れてくる。

「怒り?」

違う。なんだ?この感覚・・・・
情熱・・・・・

怒りにも近い情熱。
火のような、マグマのようなエネルギー。

感情のもっと奥にあるエネルギーそのもの。
これがNさん・・・。

Nさんの名前の向こうにある
エネルギーに触れた感覚だった。

もちろん、わたしにもあるものだからこそ
感じられるのだと思う。


その感覚を味わっていると
なんだか今度は楽しい気分になってきた。

プチプチシュワシュワしている。
なんだこりゃ?

その感覚を感じながら踊っていると
またしても、その奥にあるものに触れた。

「喜び」・・・・
「JOY」という響きがあう。

そのJOYは面白さがあった。

Nさんは、情熱と喜びでできている。
それは、火山のようなエネルギーと
生まれたての炭酸泉のようなエネルギー。

ふだん接しているNさんにそういうエネルギーがあることは
数々のケンカもしてきたし、
楽しい時間もたくさん過ごしてきたので
アタマでは理解してた。

でも、それは「感情」の枠から外れることがなかった。
 
ダンスを通じて、
その純粋なエネルギーそのものに触れることができた。


感情の奥にあるもの。
名前の奥にあるもの。

「存在」からあふれ出るもの。
 
形骸化しつつあった関り。
Nさんのそのものに触れた感覚は
とても新鮮で
新しいNさんに出会った感覚。

そのエネルギーに触れてダンスで交流できたことは
大きな喜びだった。

ダンスに触れた感覚でもあり、
ダンスの可能性に触れたようにも感じる。

ちょうどこの日は、やぎ座で上弦の月を迎えていた。
そして、月と冥王星が合。

感情の奥にあるものに触れたのは
冥王星からのギフトだったかもしれない。












 






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