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Lumiere du Soleil タロットリーダー養成講座 オリエンテーション

Lumiere du Soleil タロットリーダー養成講座へようこそ。この養成講座では、基礎的な所から、タロット占い師として起業するまでの全てを学んで頂ける講座となっています。

Lesson1-大アルカナでのワンカードリーディング修了時点から、プラットフォーム等を使ったオンラインセッションを始めて頂ける様にプログラムしています。学びながらプロとして少しずつスタートしていって下さい。

オリエンテーションは、実際「つまらない授業」です(笑)。ただ、一応知っておいた方が良いので、ざっくりと目を通して頂くだけで構いません。読み物として緩く読んで下さいね。

【タロットカードの歴史 】

タロットは、カード自体の起源は500年ほど前からのものになりますが、占いとして確立したのは17世紀から18世紀にかけての事で、200~300年程前になります。この頃は世界情勢が不安定だったこともあり、不安な日々を過ごす人々の心が宗教や呪術、占術に向かったという背景があります。その為、神秘学がとても盛んで、活版印刷術が発展し、書物の大量生産が可能となった事もあり、この時期はホロスコープや数秘術など、西洋の占い全般が確立した時期でもありました。特にイラストを必要とするタロットカードは、印刷技術の発展の恩恵を大きく受ける事になります。

それまでタロットカードは、一枚一枚手描きで作るしかなく、貴族が画家に作らせていた、手間と時間の掛かる高価なものでした。タロットカードは元々、トランプと同じようにカードゲームとして使われていました。数というものはそれだけで力を持ち、数字の形そのものに、護符的な意味があると言われています。そこに当時の神秘主義者が呪術的な意味を見出し、次第に宗教画の要素が組み込まれ、魔術の道具としての意味合いが強くなっていきました。タロットカードとトランプはよく似ていますが、起源としては同じものです。日本でもタロット占いが有名になる以前はトランプ占いの方がメジャーでした。今でもトランプを占いの道具として使うこともあります。小アルカナの意味合いや、各スート(ワンド、カップ、ソード、ペンタクル)と同じ意味で使えます。

【現在の形のタロットカードへの成立 】

タロットカードが現在の形になってきたのは、18世紀末になってからの事です。

この頃、フランスのタロット占い師であったエッティラが、初めて正位置、逆位置の概念を採用し、またカップ、ワンド、ソード、ペンタクルの各スートに四大元素(カップ→水、ワンド→火、ソード→風、ペンタクル→地)を当てはめました。更に大アルカナに占星術のモチーフを組み込み、カードのナンバーも呪術的に意味あるものに並べかえ、世界で初めて呪術専用のタロットカードを作りました。

その後フランスでは、高名な占い師達によって、タロットの占術的な実用性がどんどん高められていきました。更にこの流れを受けて、イギリスの歴史的な魔術結社である「黄金の夜明け団」がタロット研究を進め、多くの名作タロットを生み出しました。

【ライダーウェイト版タロットの登場 】

現在タロットカードとして、最も一般的に用いられているのは、ライダーウェイト版と呼ばれているデッキです。これは黄金の夜明け団のタロット解釈を元にしたもので、それまでトランプの数札と大差なかった小アルカナに絵柄を採用し、物語としての解釈ができるようにした画期的なものでした。現在では、沢山のアーティストが作画を手掛けたり、キャラクターが動物や妖精、パワーストーン等で描かれたりする等、多くの創作タロットがありますが、それらのタロットは大抵このライダーウェイト版を元にして描かれています。

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数多くあるタロットカードの解説サイトや本の解釈も、デッキ(タロットのワンセットの事をデッキと呼びます)を特に指定しない限りはこのカードについて説明しています。ですから、アニメやマンガなどのキャラクターを用いたものや、イラストレーターの方が独自に作ったタロットカードを用いる事に問題がないのですね。ですので、どんなタロットカードを選んだとしても、基本的にはライダーウェイト版の解釈を参考にすると良いでしょう。但し、絵柄の構成があまりにもライダーウェイト版とかけ離れている場合にはその限りではありません。タロットは絵柄からメッセージを汲み取るものですので、単にこの名前のカードだからこういう意味、とステレオタイプ的に当てはめるのではなく、絵柄から連想される内容を考える事も大切になってくるからです。ですが、あまり大袈裟に捉える必要はなく、先ずは解説書通りの解釈から始めて頂いて構いません。その時その時、カードの絵柄を見ながら自分なりに絵柄から受け取るイメージを考えてみたり、時間のある時に1枚ずつ絵柄を眺めて、自分なりのイメージからストーリーを作ったりしてみて下さい。

【タロットと潜在意識の関係性 】

タロットリーディングに欠かせない要素として 「潜在意識からの引き寄せ」 があります。 

私達タロットカードリーダーは、クライアント様とカードを繋ぐ「仲介役」です。 タロットカードに偶然はありません。全て「必然」です。 シャッフル、カットして並べた時に出てきたカード達は、クライアント様の潜在意識が引き寄せたものです。 お相手や周りの状況も含めたご依頼なら、そのお相手や身近な人達の潜在意識も引き寄せます。 引き寄せの法則を使ったものが、タロットカードリーディングです。

【 大アルカナと小アルカナとは? 】

タロットカードは、全部で78枚で構成されています。 そのうちの22枚が大アルカナ、56枚が小アルカナになっています。 また、小アルカナ56枚は、四大元素に分かれている為、エースから10、そしてコートカードと呼ばれるペイジ、ナイト、クイーン、キングの14枚が1つの要素を持ち、4つに分かれています。 大アルカナは大まかな運命の流れを表します。 0~21番までの流れが、1つの人生の流れの様に構成されています。 小アルカナも、エースからキングまでの数字の流れが、1つのストーリーとなる様に構成されていますが、こちらは人生の中での小さな変化として捉えます。 そして、大アルカナのみでもリーディングは十分に行えます。 この講座でも、最初は大アルカナのみで進めていきます。 それぞれのカードの意味を深く知り、覚え、実践する為にも、最初は少ない枚数でしっかり覚えて頂こうと思います。 もちろん、通常は78枚のフルデッキを使ってリーディングして頂いて構いません。 後半は枚数が一気に増えますので、焦らなくても大丈夫です。 複数枚のリーディングでは、大アルカナが出た箇所が、そのご相談の中で1番重要と捉えます。 

例えば、過去・現在・近い未来・相手の気持ち・自分の気持ち・最終結果・対策という7枚のスプレッドのうち、過去にだけ大アルカナが出た場合、その2人にとっては出逢いや、これまでの過程が重要であり、その結果、現状の悩みが生まれた、と読む場合が多いです。 大アルカナの枚数が多ければ、それだけ重要な人間関係や、クライアント様ご自身のターニングポイントだと考えます。 逆に小アルカナのみしか出ない場合は、クライアント様が悩む程には、そこまで事は大きくなかったり、その人間関係がご自身が思っている程には重要でない場合もあります。 

【コートカードとは? 】

コートカードとは、ワンド、カップ、ソード、ペンタクルの各スートにある、ペイジ、ナイト、クイーン、キングの4つのカードを指します。 

「コート」とは「宮殿」という意味があり、コートカードは 「宮殿にいる人々で構成されているカード」を意味します。 

ペイジは聞き慣れない言葉だと思いますが「見習い」という意味です。 

ナイト、クイーン、キングは、絵柄同様、男性性、女性性を表しますが、ペイジは両性を持ち合わせるので、中性的な要素になります。 

コートカードは、リーディングの際に関わる人そのものを表します。 クライアント様ご本人や、周りに関わる人達、パートナーや友人、上司や同僚、部下等、似た様な要素を持つ人物を指したり、クライアント様ご自身の潜在意識に住む人物(過去の父親とのトラウマ等)を表す場合もあります。 また、クライアント様ご自身が気付いていない内面要素であったりもします。 

【スート(四大元素)とは? 】

タロットの小アルカナは、必ず4つの元素やそれにあたるものに分かれています。 おおよそ「火、水、風、地」に分類されます。 火=ワンド、水=カップ、風=ソード、地=ペンタクル になります。 火は「情熱、創造、破壊力」等を表します。 

情熱的な激しい感情や、意欲に満ちた状況です。 グイグイ押してくる恋愛や、情熱的で激しい恋愛関係などですね。 悪い側面で言えば、激情型や破壊的な人、感情的な言い争い等を表します。 喜怒哀楽が激しい人、的な存在のスートです。燃えているのでそうなりますよね(笑)。 

水はも感情を表すスートですが、穏やかな需要型の優しい感情です。 水の如く色んな形に無理なく合わせる事が出来るからです。 女性性の強いスートでもあります。 悪い側面は、水ゆえに、ジメッとした重い感情ですね。 人に例えるなら、内に溜め込むタイプの人ですね。

 風は「知性とスピード」を表します。 また、見えないものなので、噂等、真実でない事を表す場合もあります。 知性派なので、感情に流されない状態を表します。 風なのでスピードがあり、空気の性質なので、どこへでも行けます。 感情を司る水の「どこにでも行ける」とはまた違い、感情に左右されずに行動する人です。 ちょっと冷たい理性で物事を捉える人です。 

地は「豊かさ、物質」を表します。 豊かさの捉え方は人それぞれなので、その時々で変わりますが、ざっくりした意味で言えば「お金が増える」「プレゼントを貰う」等、自分を豊かにしてくれたり、相手を豊かにする行動を起こしたりする事を表します。 悪く言えばお金と物が1番の人(笑)。 

全部悪口風になりましたが、四大元素である限り、全て生きる為に必要な要素なので、良い悪いはありません。 使い方次第で薬にも毒にもなる二元性は、全ての要素に通じます。 

以上でオリエンテーションは終了です。 取り敢えず知識として持っていたら困らない物だけを選びました。 更に詳しく知りたい方はお問合せ下さいね。

では、Lesson1に進みます。 よろしくお願い致します。 Lumiere du Soleil タロットリーダー養成講座

 講師 美遊

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