見出し画像

変わりゆくもの

「雷と空風、義理人情」

…知る人ぞ知る群馬名物「上毛かるた」の「ら」の札だ。
かみなり、と読まないのがキモで、この場合は「らい」と読ませる。

最近はエルニーニョだかラニーニョだか知らないが、雷がとんと来なくなった。
私が中坊のころの群馬平野部は、真夏の夕方ともなるとほぼ毎日のように雷が鳴っていて、そのうちの半分くらいは落雷も珍しくないような激しい夕立だった。
日中の暑さも、夕立の到来で解消した。
まさに救いの雨だったのだ。

最近は本当に夕立が来ない。
夜は熱帯夜で、寝苦しい夜を越えた朝は、いきなり暑かったりする。
イライラ指数は、もしかしたら夏場だけなら東京を越えてしまうかもしれない。

これじゃあ義理人情も期待できない。
人口辺りの車所有数全国一位を誇る群馬県だが、元々運転が乱暴だったのに、輪をかけて乱暴&無茶が多くなった。
上毛かるたの札も、もうそろそろ書き換えになる時期かも知れない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?