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折り返し地点

最近、ふと思うことがある。
「昔と同じ気持ちでもう撮れない」と。

どこかで無理をしてる自分がいる。
もっと楽な気持ちで。
もっと自分に素直に。
そう思っている筈なのに、実際は何か無いか?と街を彷徨い歩いている。

違うんだ!…それじゃないんだ。
もっと愉快に歩きたい。
文字通りに闊歩していたいのに。

いつからこうなったかが良くわからない。
noteを始めてからか?とも思うけど、そうとも限らない。
開放的に自分を扱えなくなってしまった、というのが、多分主たる理由だろう。

もう、60年近く生きてきて、人生の大半を終えてしまったという自覚はある。
下り坂を歩み始めたんだなぁ、と自覚してから、写真が面白く無くなってきたのかも知れない。

標準レンズのみで撮り始めた理由は、初心に返ろうという意味合いが大きかった。
実際にやってみて非常に新鮮だったし、面白味を強く感じてもいる。
…ただそればかりでは無くて
「これで仕舞にしたい」
という、そんな気分が無かったとは言えないだろう。
まあ、その結果の一つとして、やはり足りないものが有るなと、再び機材を増やしてしまったわけだから…まだ枯れ果ててはいないのだと思いなおす事もでき、終活なのじゃないかと言うのは、どうやら早合点であったらしい。

しかし相変わらず、小さなボディに標準レンズの組み合わせで、旅をしたいという欲求は消えない。
35ミリ相当の広角と、50ミリのみを持ち、再び冬の東北を彷徨い歩きたい。
いつかはそんな日が来るだろうか?。




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