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さだまさし「転宅」

コロナが文字通り猛威を振るう昨今です。
中には客足の減少のため、自らの夢を諦めざるを得ない人もいらっしゃるかと思います。
どれだけの落胆、そして不安を感じているのかは、私には量りかねます。

そんな時に聞いてもらいたい歌があるのです。
それが「転宅:さだまさし」なのです。

以前に「おむすびクリスマス」の時にも書きましたが、さださんの「おばあちゃん」の話が、この歌でも描かれています。
自分の息子(さださんのご尊父)に向かって「負けたままじゃないだろう?」と語りかける件は、年を経る程に強く胸に染みます。

人生は潮の満ち引きと同じ、と歌うその強さは、私たちが忘れかけているものの一つでしょう。
例え一度失くしたものがあるとしても、時を経る中でそれは形を変えて還って来る。
大事なのは、生を全うすることであって、理想はその中でいくらでも、何度でも追えるのです。


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