私が群馬を好きな理由、嫌いな理由(前編)
…私は群馬県ほど、桜の樹が多い場所を知らない。
知らないだけで、他にもあるのかもしれないけど。
まず、公園に桜が無い場所が無い。
全部という訳じゃなくて比喩だが、それくらいに多い。
幼稚園、保育園、小中高校…ほぼ必ずある。
川沿いの並木に多く、ダム施設の周囲には特に多い。
かなり北の方の山林に行っても、寺社に多く植わっているのは桜だ。
私は桜が大好きだ。
所謂「一本桜」というのが特に好きで、有名無名関わらず撮影に出掛けてきた。
桜は花盛りに出会うことが難しく、決して楽な被写体ではない。
しかし、苦労に見合うだけの様々な顔を見せてくれる。
それと「紅葉」も良い。
標高が高いところが多いためか、所謂「カエデ、もみじ」というのは多くない。
山が真っ赤に染まるという場所は少ないが、赤や黄色の織り混ざったパターンが、綺麗な彩りとなっている。
…一説には、童謡の「もみじ」は、作詞の「高野辰之」が、当時の国鉄熊の平駅のホームから見た山を参考として作られたとも言われている。
お隣の長野県は、秋になると落葉松の黄葉が素晴らしい。
これは群馬ではあまり見られない風景だが、ワイドな紅葉の風景では、群馬も決して負けていないと思う。
群馬の自然が一番美しいのは、春と秋だ。
そしてこの時期が、一番過ごしやすいというのもある。
明るく穏やかな季節が、群馬を一番楽しめる時期であると言えるだろう。
(後半に続く)
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