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2024/6/9 日々が飛ぶように過ぎるということ

・見出し画像はタイはピピ島の土産屋の通りにあったイラスト屋。版権何それおいしいの状態である

・ピピ島へはプーケットから高速船で二時間ほどかかる。そんなところまで来てパチモンのミ○キーの絵を購入して帰る人間がいるのだろうか。まあいるから置いてるんだろうが…

・今日の日記を書くためのメモ書きをしていなかったので、電車の中でつらつらこれをしたためている。「したためる」は漢字で「認める」と書くが、こちらはあまり書いてるイメージが感じられない。仮に前文に文脈があったとて、一旦は「みとめる」と脳が判断するラグが出ちゃう

・ひらがなの「したためる」だと青年か、女学生か、丸メガネの初老の男性がペン先をなめながら家族に手紙を書いているほほえましいような、そんなところが思い浮かぶ気がする。こないだもこんなん書いてたな。共感覚の話が好きなんだな。

・すべてを書き留めているとあまりにも多いので流してしまうが、その時々に気持ちを記憶にとどめておくと実にいろいろなことを考えている。

・個人的な日記を書くだけならそれだけでいいが、こちとらいいねをつけてくれる人たちに「どうだ〜?これはウケるか〜?どうすか??」とチラチラ視線をやりながら書いているのだ。それも結構たのしいんだよな。いや本当に。

・ゴミ出しのとき、ご近所の出したゴミ袋の中にたくさんハエがいた。通勤電車で向かいに座った人の服装に憧れを抱いた。上司のペン字の癖が実に渋くて日々羨ましく感じている。パトカーが近くを通った。続く救急車の助手席に人がおらず心配になった。蚊がいたが、捕まえられない。向かいのマンションはおそらく未認可の民泊が入った。今日はいつもよりコンタクトレンズがゴロゴロする。入院した母の見舞いに行ったら、七十前にしていまだに会社から抜け出せないくたびれきった父よりもずっと老け込んでいて驚いた。よく見るとひげもかなり生えている。同居の姉が指摘するなり剃るなりしてやればいいのにと思ったが、言い出せなかった。ついに蚊を潰せたが、血が出なかった。肘がずっとかゆいのは蚊のせいではなかったわけか。すまんな。

・日記をつけ初めて一週間くらいで、飛ぶように過ぎていく、という感覚を覚えるようになった。ルパン三世カリオストロの城の潜入シーンばりに日々を走りぬけ、ビヨーンと時には大きく飛びこし、その日の有りようを忘れて過ごしている。

あるいは地面の方が動いているのか。生活のため、あしたに漕ぎつかねばと飛び上がった瞬間ものすごい早さで地面の方がベルトコンベアのように後ろに下がっていくのだ。オカンの乗ったベルトコンベアはずいぶん動きが悪くなった。もう乗ってすらいないのかもしれない。なんか泣けてきたな。

・結局なにが言いたかったのか全然わからないし、けれどそれが日記というものだ。

・入院した母親の老け顔にショックを受けるという人生の鉄板おセンチシチュにまんまと嵌まり込んでしまいポエミーになってるのは間違いないので、未来の自分が読み返して嘔吐しないためにもこの辺でやめておく。

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