あのこ

ごちゃごちゃ大変でボロボロになってたけど、友達が大好きな恋人と別れて、また復縁したらしい。付き合ってる間は冷たくあしらっていたのに、別れた途端に大切なことを再確認したみたいで、ものすごく惚気られた。ただ二股をしていると言われたときだけは解せなかったけれど。

好きな人がいる。話しているとときめく。胸が弾む。久々に良い人と出会ったと思う。誰にもわかって欲しくないけど、日記に書いちゃう幸せ。
あなたの明るい髪色に触れたいし、その色が指について離れなくなれば良いと思う。あわよくばわたしの髪に移って仕舞えば良いのに、とか。香りを移してもらう方が簡単なんだけれどね。

そういえば、少し前に二晩だけ過ごしたあの人がつけていた香水と同じ香りのするアパレルショップを見つけて、懐かしくなった。そんなに遠くない話で、なんなら先週あったばかりなんだけれど、わたしのなかではもう過去の人として処理をされていて、時々届くメッセージへの返事がずっと遅くなった自覚もあった。相手からすれば性欲だけで作られた関係で、わたしはもうどうでもよかった。ただ忘れてほしかったし、それでもずるずる連絡を続けるのは何をしても埋まらないせいだね。

恋人がほしい、と思う。というより、あの子を恋人にしたいと思う。独占欲とか嫉妬とか束縛とか汚い気持ちばかりで、わたしがあの子と一緒になりたいのは、
ただ自分のものだって印をつけておくことで少しだけ安心したいから。
埋まるかな。
もしこの子を捕まえたら、わたしの足りない部分は埋まるのかな。満ち足りるのかな。掛けるには重すぎる気がするけれど。

なんでもいいや。

おやすみ。

#日記

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