夢の先の夢

札幌のルヴァンカップが終わった　

ホームでのFC東京戦は逆転勝ち
FC東京戦はいつもドラマがあって
だから、きっと
次に進む何かを掴んで帰ってくると
そう思っていた
けれど、結果は一点も奪えずに終わった

20年以上、このチームを見てきた。
今さら何があっても動じたりはしない。　
ただ、J1定着が夢ではなくなってきていて
欲も出てくるし、厳しい現実も見える

あと一歩で届かなかったものは
その距離をなかなか縮められないまま
見えないタイムリミットだけが迫る

ミシャが監督であるうちに
ノノが社長であるうちに

ミシャサッカー、ではなく
札幌サッカーと呼ばれるように

勝たなくちゃ

J1ではタイトルが獲れなかったら意味がない
と、誰かが昔言っていた
その当時、J2の札幌サポだった私には
まるでピンと来ていなかったけれど
今ならそれがよくわかる

天皇杯もルヴァンも敗退して
リーグ戦では優勝は狙えず
残留もまず大丈夫だろう、という順位は
選手以上にサポにとっても
モチベーションの持ちようが難しい

サポには移籍はないんだよ
監督や選手が変わっても
このチームを愛する気持ちは
サポは変わらないんだよ

夢の先の夢は
サポが継承していく
あの日掴めなかった夢は
どんなに時間がかかっても
私たちが諦めない限り
ずっとずっと
追いかけ続けるんだよね

心にはまだ
12番目の追い風が吹いている　　
夢の先の夢を掴むその日まで