「奥さんは匂い探偵」ーコミック詩ー
ボク 奥さんには
隠し事 できないんです
いつのまにか
みんな 白昼に
さらけ 出されちゃう
結婚したての頃
とても 痩せていて
細い首筋で
今にも 身体の真ん中で
ポッキリと
折れちゃうんじゃあ ないかと
すごく 心配したんです
口が 大きくて
目が点々 なので
「じゃりン子チエ」の妹と
ボクの 友達からは 陰で
呼ばれて いたんです
お酒が 強いんです
あまり 飲めないボクを
「ウィスキーも 飲めないから
万年 ペーペーなのよ」と
言い出すんです
暗算 早いん