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カトゥルス「今度わが家でごちそうをふるまおう…」(ラテン詩を訳してみる 3)
Gāius Valerius Catullus (c.84 BC-c.54 BC) Carmina 13
ラテン詩の入門書で紹介されている詩を順番に読んでいくシリーズです。
前回に引き続き、紀元前1世紀の詩人カトゥルスの詩です。友人のファブルスをホームパーティーに誘っているようですが、一体どこまでまじめに言っているのでしょうか。
今度わが家でごちそうをふるまおう、
ファブルスよ、神々のおとが
カトゥルス「この新しい素敵な小さな本を…」(ラテン詩を訳してみる 2)
Gāius Valerius Catullus (c.84 BC-c.54 BC) Carmina 1
ラテン詩の入門書で紹介されている詩を順番に読んでいくシリーズです。
前回は、1世紀末のマルティアリスが不特定多数の読者に大いばりで語りかけるという異例の序詩でした。
今回はそこから100年以上遡って、今回は、カトゥルスがへりくだってパトロンに捧げる詩です。カトゥルスはマルティアリスが先輩か
マルティアリス「お読みになっているのは、お待ちかね…」(ラテン詩を訳してみる 1)
Mārcus Valerius Mārtiālis, Epigrammata I.1 (86)
語源関係の記事を書くようになってからラテン語について調べる機会が多々あり、ラテン語文法の知識もいくらかついてきたので、ラテン語でちょっとしたものを読んでみたいなと思っていたら、William Fitzgerald の How to Read a Latin Poem: If You Can't Rea