創造営2021から学ぶ中国語(初級編②)
初級編①の続きですので、初級編①未履修の方はそちらからご覧ください。
①と同様、一番最後に講義で使用したPDFを貼り付けています。そこでは動画も見ていただけますので、ぜひダウンロードして発音練習に使ってみてください。
まずは復習+新出のフレーズです。
初級編①でもたくさん出てきた【太……了】構文です。(この後もたくさん出てきます)
【太】を強くはっきり発音してから、だんだんと弱く…でしたね。
※【厉害】の【害】、【漂亮】の【亮】はともに軽声で発音してください。
次はすぐに覚えられて使えるフレーズです。
絶望した時の「終わった…」です。(通常の「終わった」という意味もあります)
発音のポイントは、【完】の2声を下から上に突き上げるように意識して発音することです。「ワン」とカタカナ通りに発音して4声になってしまう方が多いので、「わぁん?」と語尾を上げるようにしてください。
ほかにもこんな言い方ができます。
【完蛋】は4声→2声です。しっかり上げて、しっかり下げるを意識して発音しましょう。絶望した感情を込めると良いです。簡単なので多用しましょう。
続いては初級編①で紹介した【炸】と同じくらい創造営2021では頻出のフレーズです。
絶句するほど素晴らしいものに出会ったときの褒め言葉です。創造営2021内では主にパフォーマンスを褒めるときに使われていましたが、おいしい食べ物に出会ったときにも使えます。
こちらも2声をしっかり下から上にあげることを意識して発音してみてください。【绝了绝了】と繰り返して使うこともできます。
次は、これを読んでいる方のほとんどが分かるであろう言葉です。
ポイントは、1声を棒読みで少し伸ばしぎみにし、2声は突き上げるように鋭く短く発音することです。
【加油】という言葉は、昔、教育に力を入れていた役人が夜になっても灯りをつけて勉強していた若者の家に(灯りをともすための)油を届けて激励したことから来ているそうです。(百度より。諸説あるかもしれません。)
ちなみにガソリンを入れることも【加油】と言います。文脈判断です。
さて、皆さんは【我爱你】(ウォーアイニー)という言葉を知っているかと思いますが、実は日常ではあまり使いません。「私はあなたを愛しています」というかなり真面目な告白やプロポーズの言葉だからです。バラの花束が出てくるあの感じです。
日常ではこのように言います。
【我】を抜いた「愛してる」はすごくフランクで、「好き」「大好き」のようなニュアンスになります。
もちろんカップル間でも使えますし、友達同士でも使えます。メッセージのやりとりでも【谢谢~爱你】(ありがとうすき)のように気軽に使って大丈夫です。【爱你哦】と【哦】を付ければ可愛い感じになります。
発音のポイントは【爱】の4声を「アイ!!」としっかり落とすことです。
推しへのコメントが思いつかないときは【好帅啊~爱你】で乗り切りましょう。
続いては創造営2021を代表するシーン(筆者目線)からです。
【没】の2声は鋭く短く突き上げ、【关】は棒読みで伸ばし、【系】は軽声で大丈夫です。
本編では【没关系~】と【系】を1声で伸ばして発音していますが、これは広東など南の方のなまりで、優しいかわいい感じに聞こえます。
次は少し長いフレーズです。焦らず落ち着いて発音しましょう。
4声→1声→4声→1声なので、しっかり叩き落してからの棒読みを繰り返して丁寧に発音しましょう。
「楽しみだ」と言いたいときは、こんな言い方ができます。
推しの作品がUPされる、番組が放映されるとき等、目をキラキラさせながらテンション高めに叫ぶと良いでしょう。
次は中国語を勉強する上で覚えておくと良いフレーズです。
発音のポイントは【难】の2声です。カタカナ通りに「ナン」と発音すると4声になってしまうので、「なぁん?」としっかり上げるようにしましょう。
【太难了】は【太】を強めに発音し、【好难】は【难】を強めに発音すると良いです。中国語が難しく投げ出しそうになったときに、絶望した気持ちを込めて使いましょう。
難しいの次は、疲れたときの言い方です。
4声→4声なので、しっかり2度、持っているものを上に掲げてから落としましょう。【了】はいつも通り添えるだけで大丈夫です。こちらも絶望した気持ちを込めて発音すると伝わりやすいです。
続いてのフレーズはネイティブがよく使う悲しい気持ちの表現方法です。
【太伤人了】は4声→1声→2声をいかに丁寧に発音するかがポイントです。【太……了】の法則もそのまま使えます。
【好扎心啊】は【扎心】が1声→1声なので、棒読みを極めましょう。こちらは悲しい曲を聴いたときの感想としても使えます。
初級編②のラストはこちらのフレーズです。
創造営2021では頭を悩ませているときに使っていた言葉ですが、調子が悪い方の頭が痛いとしても使えます。
ポイントは【头好痛】の2声→3声→4声を1音ずつ確認しながら丁寧に発音することです。
四声を正しくやろうと思うとかなり疲れますが、伝わる中国語かそうでないかの分かれ目になるので、できる限り丁寧にやるようにしてください。何度も何度も繰り返せばそのうち慣れて疲れずにできるようになります。まずは自分にとって発音しやすいフレーズや好きなフレーズを、とっさに出てくるくらいたくさん練習しましょう。
初級編②のPDFファイルはこちらです。
PDF中の動画については、WeTVの創造営2021から必要な部分のみお借りしました。
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