レコード10選リレー☆Unplugged : Eric Clapton

イギリス発祥という自分の音楽観を決定付けたレコード10選リレー8枚目。実はここまで、一般的に有名なバンドがほとんど出てきていません。ビートルズ、デュープ・パープル、レッド・ツェッペリン等々。ビッグネームは、全部聴きましたし、バンドでも演奏していました。でも、なぜか自分の真ん中に来ることはなかったんです。自分はまさにキッス・エアロ・クリーン世代だったので、それぞれ時代が少し上だったこともあるかも知れません。しかし、バンドや曲作りをしているうち、追い求めていくうちにブルーズまで行き着いてしまった感じです。

Unplugged / Eric Clapton

Layla (Unplugged）　

　ブルーズでもロバート・ジョンソンまで行き着いた私は、これはかなり来過ぎたと思い直しました。自分には到底太刀打ちどころか、真似すらもできないと思ったからです。そして、それまで聴いた中でフェイバリットだなと思い至ったのがエリッククラプトンでした。ロバート・ジョンソンのクロスロードもクリームでクラプトンがカバーしてる方を先に聞いていたのですが、クリームは今ひとつ好きになれなかったんです。

Crossroad : Cream


　しかし、このアルバムのレイラを聴いた時に音楽の深さを思い知りました。アレンジひとつ、楽器一つで、まるで別の曲のように生まれ変わる！それまでレイラについては、それほど好きな曲ではなかったのですが、クラプトンのアンプラグドを聴いてからは、彼の作品を聴きまくるようになりました。

Wonderful tonight

そして、ブルーズの歴史や意味を知った自分は、まるで関係のない（と思われる）タイへと移住したのですが、そこではタイのブルーズと呼ぶべき音楽と出会うことになるのでした。