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広告・ネット広告業界

・2019年インターネット広告費がテレビ広告費を初めて上回る
・ネット広告は6年連続の二桁成長で2兆円の大台を突破
・テレビは前年比2.8%減で、3年連続の減少
・最近はIT企業以外の消費財、食品などのナショナルクライアントの出稿が加速
・19年国内動画広告市場規模は前年40%増の2592億円、今後も二桁成長が予想
・ABEMAは19年に1,000万人を突破。コロナで1,500万に迫る勢い

オーディエンスデータ
インターネット業界において「オーディエンス」とは広告の受け手であり、「オーディエンスデータ」とは広告の受け手である“人”に関するさまざまな情報を示します。このオーディエンスデータについて、代表的なものが「クッキー(Cookie)」です。

オーディエンスデータが最も活用されているのは、Web広告の分野です。オーディエンスデータを使ったターゲティング広告は「オーディエンスターゲティング」と呼ばれますが、実際にその具体例を挙げてみましょう。

あるユーザーが新築マンションのサイトやニュースを頻繁に閲覧していた場合。ファッションや旅行を扱う他の情報サイトを閲覧しても、マンションや不動産に関する広告が表示される機会が多くなります。

この時、閲覧したファッションや旅行情報のサイトは、オーディエンスターゲティングを利用した広告配信を行っていると考えられます。つまり訪問してきたユーザーの行動履歴から、「マンション購入を検討している」と判断されたわけです。

その判断のもとになるのがオーディエンスデータであり、位置情報があればその居住エリア、年齢や家族構成などの情報があればよりライフスタイルに合ったマンションの広告が配信されていきます。

さらに、同時期にベビー用品に関するサイトもよく見ているようであれば、「新しい家族が増える」という情報も加えられるでしょう。すると、出産を踏まえた家族構成に合致する条件の不動産について広告が表示されていくのです。

クッキー自体は以前から利用されているものですが、オーディエンスデータでは自分のサイトへアクセスしてきたデータに加え、インターネット上のさまざまな行動履歴を組み合わせることで巨大な情報量となります。

また、会員サイトのデータを組み合わせれば、年齢や性別、居住地なども同じデータとすることが可能です。尚、こうした多様なデータを一元管理できる仕組みを「DMP(Data Management Platform)」と呼びます。もちろんこうしたオーディエンスデータに、個人を特定する情報は含みません。(引用元



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