神田伯山独演会@小山市立文化センター(2022/08/27)【講談編#24】

こんにちは。飯山大五郎です。

先日、神田伯山独演会に行ってきました。この前の日には「徳川天一坊」を聴きに行っているので、伯山先生の高座は2日連続ということになりましょうか。会場は、小山市立文化センター。こちら、はじめましての会場でした。開場から開演まで1時間程度あり、私は30分前くらいに会場に着きましたが、もう7割近くお座りになっている!早い!

この日の独演会もまた、4席たっぷり!前の日と合わせたら怒涛の10席!!たっぷり聴けるのは嬉しいですね。この日の演目は、こんな感じでした。

○「柳沢昇進録 お歌合わせ」神田鯉花

開口一番は、伯山先生の妹弟子の鯉花さん。読み物は、最近よくかけておられる「お歌合わせ」。マクラで確信しました(笑)。全体を通して、優雅に、のびやかに読まれてました。柳沢を目にしたときのお腰元の反応も振り切ってました。

○「源平盛衰記 扇の的」神田伯山

出囃子「滝流し」が鳴り、伯山先生登場。一席目はお馴染み「扇の的」。本来なら30分近くある読み物を5分ほどでやるのですから、日によってどのあたりが入って来るかも楽しみなところ。馬の鳴き声をきっかけに、客席もぐーっと前のめりになっていくところは何度見ていてもすごい。

○「難波戦記 大名の荒茶の湯」神田伯山

一度下がって改めて伯山先生。会場が「小山評定」の舞台であることから、徳川家康が出てくるお話、「大名の荒茶の湯」を。末席を務めた福島は「違うことをしなければならない」という言葉を真に受けて、数々の珍プレーを連発。めちゃくちゃ面白かった。近くにいたおじさんがむせてました(笑)

○「四谷怪談 お岩誕生」神田伯山

3席目は「季節ですから」ということで「お岩誕生」。前からおやりになっているのかもしれないけど、伝助が尸を見つけ高田に見つかってしまったときの伝助の声にならない声、納得。高田に見つかってしまったことよりも、尸を見たときの衝撃の方が強いだろうし。またさらに変わっていくのかな。

〈お仲入り〉

休憩です笑(15分程度、気持ち長め)

○「徂徠豆腐」神田伯山

お仲入りを挟んで4席目は「いい気持ちになれる読み物を」と、「徂徠豆腐」へ。おからに醤油をかけるときの七兵衛さんの言い分が可笑しい。おからのことを問い詰めるおかみさんと七兵衛さんとのやりとりが一回増えている気がしたのだけど、これがおかみさんの「馬鹿だね」という台詞をより自然なものにしている感じがしました。


しっかり「いい気持ち」になって、大団円。いやあ楽しかった。それではまた。

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