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神田愛山独演会@らくごカフェ(2023/01/27)【講談編#40】

こんばんは。飯山大五郎です。

一昨日、神田愛山独演会に行ってきました。会場は、お馴染みらくごカフェ

愛山先生はらくごカフェで毎月独演会を行っておられますが、奇数月は夜席での開催。前座さん・仲入りなしという中でたっぷり愛山先生が2席。前席は連続物をという縛りをかけておられ、現在は『花川戸助六伝』をかけられています。後席は、当日のお楽しみ。どんな話が聞けますやら。

というわけで、この日の演目はこんな感じでした。

○「花川戸助六伝 助六と松鶴屋二度目の掛け合い〜新兵衛百両奪う」神田愛山

前席は連続物『花川戸助六伝』より「助六と松鶴屋二度目の掛け合い〜新兵衛百両奪う」。鳥居が払った百両を取り返すべく松鶴屋に単身乗り込む助六。上手くまとまらず、助六が松鶴屋を斬って捨てる寸前で止めが入り、翌日また行くことに。その話を聞いてしまった新兵衛は、巾着切りが置いていった百両を奪い、助六の元へ…というところで時間いっぱい。助六の気持ちの昂りや、新兵衛の心の揺れ動きがはっきり伝わってきました。

○「間違えられた敵」神田愛山

後席は菊池寛・原作「間違えられた敵」。ある屋敷で中間(ちゅうげん)たちが無礼講で酒宴をしているところに、料理番の男がやってきて、自らの武勇伝を語る。しかしそれは真っ赤な嘘。話をしながら、男は嘘で嘘を塗り固めるが、それが思わぬ結果を招くこととなる…。愛山先生がやるお調子者は実に可愛いらしく、思わず笑っちゃう。真実味のある嘘はつくべきではないなと改めて。


いやあ楽しかった。『花川戸助六伝』、続きは3月の独演会までお預けです。愛山先生の連続物は、途中から聞いても大丈夫です。かくいう私、その前の『双蝶々廓日記』は途中参戦でしたが、十分楽しめましたよ。それではまた。

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